ビルメンに興味があるのですが、資格試験を受験するのは嫌です。なんとか講習や免除や付与で取得可能なビルメン資格を教えてもらえませんか?
このような悩みを持っている方はいませんか?
この記事では「講習」等で取得可能なビルメンの資格をまとめてみました。
こんな願いがある人はご覧ください(笑)
試験で取得しても講習で取得しても資格は資格です。
どちらを選ぶかは人それぞれですが、その選択の参考になるような記事にできると幸いです。
▼通信講座で資格の勉強をしたい方へ▼
通信講座でビルメン資格を勉強するなら技術講座専門のJTEX ところがあります。JTEXは技術系の資格に特化した強みを持つ珍しい会社です。
電験、エネルギー管理士、電気工事士など各種ビルメン資格にも対応!
ビルメンテナンス業界で必要な資格一覧
ビルメンテナンス業界で必要な資格については以下の記事で解説しています。
ビルメン4点セットを解説!|【難易度と取得する順番について】
要は下記の資格がまず求められます。
- 第二種電気工事士
- 危険物乙4
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
- 消防設備士
- 建築物環境衛生管理技術者
- 電験三種
- エネルギー管理士
ビルメンが講習で取れる資格を紹介
それでは講習で取得可能な資格はどれなのでしょうか?
それは下記になります。
ご覧の通り全ての資格でなんらかの方法があります(笑)
それでは各資格を深堀りしていきます。
第二種電気工事士は筆記試験免除と学校を卒業しての付与がある
まず筆記免除の場合がありますが、以下のような条件があります。
- 既に筆記試験に合格している
- 電気系の学校を卒業している
- 電験の資格を持っている
主にこんな場合です。ざっくり書いたので詳しく知りたい方は試験サイトを見ることをおすすめします。
次に所定の学校を卒業している場合は無試験で資格が貰える場合があります。
経済産業省の電気工事士養成施設の指定を受けている学校では卒業するだけで第二種電気工事士を付与してもらえます。
この養成指定校は全国各地にあるので、気になる方はお近くの高等学校、専門学校、大学、職業訓練校などを調べてみるのはいかがでしょうか?
筆記試験免除と卒業して付与の2種類の学校があるので注意が必要です。
【筆記編】ビルメン必須資格「第二種電気工事士」のおすすめ勉強方法とは?
【実技編】ビルメンが絶対に取得したい「第二種電気工事士」技能試験の練習方法
【メリット】ビルメンと電気工事士どっちを選ぶか?【デメリット】
危険物乙4は科目の一部免除アリ
- 危険物乙種の他の資格を取得している場合
- 「火薬類製造保安責任者」の資格を持っている場合
このような場合は一部ですが科目の免除が使える場合があるので、楽に試験を取得することが出来るようになるかもしれません。
該当するかもしれない場合は詳しく調べてみましょう。
【一発合格】危険物乙4の勉強方法を紹介【ビルメン4点セット】
ボイラー技士2級はどうなの?
これはちょっと謎です。
大阪労働局のサイトを見ると、
「職業訓練のボイラー運転科を修了した者は無試験で免許を受けられる」との記載があるのですが、他に調べてもなかなか情報が出てきません。
気になる方はここは素直に試験団体である「安全衛生技術試験教会」に問い合わせした方が良さそうです。
【ビルメン】2級ボイラー技士のおすすめ勉強方法【4点セット】
第三種冷凍機械責任者は講習を受けて科目の一部免除アリ
第三種冷凍機械責任者の講習取得はビルメン業界では有名ですよね。
お金もかかって、少し面倒ですが確実に合格したかったら講習を受けて取得するのもアリだと思います。
ポイントを簡潔にまとめておきます。
- 3日間かけて講習を受ける
- 講習後に検定試験に合格したら「保安管理技術」の科目が免除になる
- 受験料は16400円(インターネット申込み)
- 年に2回全国35箇所程度で開催
- 講習中に検定試験の試験に出そうなポイントを教えてくれる
第三種冷凍機械責任者の最大の難関は保安管理技術の科目です。
残りの法令科目はぶっちゃけめちゃくちゃ簡単です。
つまり講習で保安管理技術を免除することが出来れば合格にグッと近付くのです。
【ビルメン】第三種冷凍機械責任者に独学で受かるおすすめ勉強方法
消防設備士も科目の一部免除アリ
- 他の消防設備士を持っている
- 電気工事士資格を持っている
- 電験を持っている
- 技術士を持っている
- 消防団員として5年以上勤務
- 日本消防検定協会、または指定検定機関の職員で型式認証試験の実務に2年以上従事
以上に該当する人は科目の一部免除というメリットがあります。
【ビルメン】消防設備士乙4の勉強法+おすすめ参考書【独学OK】
建築物環境衛生管理技術者は講習で取得可能
建築物環境衛生管理技術者(ビル管)も講習で取得可能ですが、講習が約3週間ほどかかり、費用も約11万円と高額なので、気軽に受けられるようなものではないかもしれません。
会社命令で会社に費用を出してもらって受講するなら良いと思います。
それに受験資格も制限があり、結構厳しい感じです。
理系の学校を出ていないと行けなかったり、難関資格と実務経験が必要になったりします。
一番取りやすいのは冷凍2を取得して2年の実務経験を得て受験資格を得るというものだと思います。
もちろん先程紹介したように冷凍機械責任者の資格も講習でかなり取りやすくなるので、連続で講習を使って取得しても良いでしょう。
【ビルメン】建築物環境衛生管理技術者とは?【難易度・合格率】
電験三種も認定で取るという方法がある
電験三種も試験だけではなく認定で取得するという方法があります。
経済産業省の定める認定校を卒業し、所定の実務経験を経てから最寄りの産業保安監督部に申込みます。
この方法だと無試験で行けますが、そもそも認定校を出ていないとダメですし、手続きが結構難しくて、そう簡単には取らせてくれないようです。
もしもあなたが電験三種認定校を卒業しているのなら、検討してみる価値はあると思います。
【電験三種の参考書・勉強法・勉強期間】効率良く学習するために
エネルギー管理士は研修で取得可能
エネルギー管理士も試験だけではありません。
3年以上の実務経験があれば研修を受けることができ、修了試験に合格すると認定により免状がもらえます。
こちらも覚えておいて損はないでしょう。
エネルギー管理士とは?|合格率や難易度【ビルメン三種の神器】
講習でビルメン資格を取得することのメリット・デメリット
それでは上記のような方法で試験を避けて講習等で資格を取得するメリットとデメリットを説明します。
メリットについて
何よりものメリットは試験を受けるより確実に易しく合格出来ることです。
講習等を使った方が、勉強に費やす時間も短くなり、他の事に時間を使えるようになります。
それに1年に1回しかやらない試験も多いですから、もし落ちてしまったらまた来年となると時間がいくらあっても足りません。
1年間モチベーションを維持するのも大変でしょう。
- 時間を節約したい!
- 確実に合格したい!
- 簡単に合格したい!
こんな方におすすめです。
デメリットについて
デメリットとしては、お金がかかる事と試験で受かった人に比べて軽く見られる場合があるということです。
講習系は結構な高額費用がかかりますし、わりと時間拘束もされます。
自分のポケットマネーから費用を出さないと行けない人に取っては痛い出費でしょう。
また人によっては試験で取ったのか講習等で取ったのかを気にする人もいます。
「なんだ、講習で取ったのかよ」みたいな態度を取る人もいるようです。
例えば電験三種なら免状の番号を見れば試験合格か認定合格か分かります。
資格は資格で取得方法は何でも良いと思うのですが、やはりイメージが違ってくるのでしょう。
試験取得か講習取得かなんて気にするの?
気にする人もいれば気にしない人もいます。
ただ、会社にとってはどちらも同じ有資格者です。
試験だろうが講習だろうが会社に貢献している事には変わりありません。
ですからあまり気にする必要もないと思います。
努力して試験で取るのも素晴らしいですし、コスパ良く時間を節約しながら講習等で取るのも要領が良いですよね。
それぞれメリットとデメリットがありますから、自分が良いと思った方法で取得することをおすすめします。
理系ビルメンは若干有利?
ビルメンの仕事をやるにあたって文系理系は関係ありませんし、ビルメン資格の取得に関しても同じようなもんです。
どちらかと言うと人数は文系の人が圧倒的に多いと思うし、文系でも資格を取る人はバンバン取っていきます。
ですが理系の電気関係の勉強をしていた方は若干有利になるのは間違いないです。
やはり電気分野はビルメン資格の中でも最重要な分野ですし、苦手意識を持つビルメンも多いからです。
それに加えて理系出身なら科目免除や講習の受験要件に当てはまったりと、有利になる面もあります。
理系の人でビルメンに興味がある人はそのメリットを上手に活かしていきたいですね。
逆に文系の人でも諦めることはありません。
もう一度言いますが文系の方が圧倒的に多いし、文系でもしっかり勉強して資格を取る人はいくらでもいますから。
講習で資格を取った後は・・・
講習でビルメン資格を取ったら、せっかくなのでご利用中の転職サイトの所持資格を更新しておきましょう。
なぜなら、転職サイトの資格欄を最新に保つと、より良い条件でのオファーが来るかもしれないからです。
ビルメン求人が比較的多いのは、リクナビNEXT とdoda もしくはマイナビエージェント あたりが鉄板ですよ。まだチェックしてないという方はぜひこの機会に。
無料なので登録だけでもしておきましょう!
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンテナンス業界で必要な資格で講習・免除・付与などで取得出来るものをまとめてみました。
所定の学校を出ていないと利用できなかったり、実務経験が必要だったりもしますが、もし利用できるなら積極的に使ってみてはどうでしょうか?
効率良く時間を節約しながら資格を取っていくのは、わりとおすすめです。
そして浮いた時間を仕事やプライベートに有効活用していけばまさに一石二鳥。
ビルメン会社からしたら方法はどうでも良いので資格さえ取ってくれたらOKみたいな感じだと思うので、試験取得だけに拘らずにやっていけば良いでしょう。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
▼あわせて読みたい記事はこちら▼