ビルメンという仕事は資格が重要だと聞きました!僕のような資格マニアが資格だけでビルメン業界で食っていく事は可能ですか!?
このような疑問を持つ方はいませんか?
この記事では現役ビルメンである私が「資格」だけに特化したビルメンという存在について解説していきます。
最後まで読むことで、
このようなメリットがあります。
とはいえ、あくまで一ビルメンの私見ですので、例外もありますし参考程度にお願いします。
資格だけでビルメンとして食っていくのは難しいです
結論から言いますと、これは非常に難しいと思います。
ビルメン業界で上位資格(三種の神器)と言われる、
- 建築物環境衛生管理技術者
- 電験三種
- エネルギー管理士
このあたりの資格を持ってしても「資格」だけではビルメンとして採用され活躍することは難しいです。
その理由は3つあります。
- ビルメンは基本サービス業でありコミュニケーション能力が必要
- 三種の神器を持っている人は少ないけどわりと存在する
- ビルメンはスペシャリストよりゼネラリストでマルチな能力があった方が良い
各項目を深堀りしてみます。
ビルメンはサービス業【コミュニケーション能力必要】
ビルメンになって多くの人が感じることの一つに、
「思ったより人と話す事が多い」という事が挙げられます。
特に折衝業務の多い系列系のビルメンだとそう感じることが多いようです。
もちろん基本的には縁の下の力持ち的なポジションで陰から支える裏方の仕事ですので、高いコミュニケーションなどは求められません。
しかしそうは言っても最低限の意思疎通が出来るとか、周りの人と問題を起こさないなどの事は求められます。
「資格はすごいけど人と全く話せないのはちょっと・・・」という企業も多いでしょう。
【実体験】系列ビルメンは技術職じゃない、サービス業だ【現実】
三種の神器を持っている人でもわりと転職市場に出てくる
上位資格を持っているビルメンは確かに少ないです。
持っていると転職には非常に有利ですし、希少性は高いです。
しかしあまりにも珍しすぎて転職市場に全く出てこないかと言うとそんなことはありません。
それなりの企業なら求人を出せば上位資格を持っている人は意外と来たりするので、わざわざ「資格だけの人」を採用する理由がないのです。
上位資格を持っている人は常に良い会社を探している人も多いです。
資格があるからこそ転職にも積極的なのです。
だから良い求人には意外とたくさんの人が集まるのだと思います。
スペシャリストよりもゼネラリストの方が良い
以前に先輩「ビルメンの仕事内容なんてコンビニバイトみたいなもん」という記事で書いたようにビルメンの仕事内容は単体で見るとそれほど複雑なことはありません。
40代50代の人でも入社して2,3ヶ月もするとたいていの事は覚えてきます。
どちらかと言うと何かを極めるというより、多くの仕事をマルチに効率良く捌いていくゼネラリスト的な人が向いているように思います。
だからこそ資格一点突破の人が居ても普段からそこまで活躍はできないのではないでしょうか。
資格一点突破ビルメンに必要な資格とは
ここまで言ってきたようにビルメンで資格一点突破戦略は厳しいかもしれません。
とはいえ、ビルメン業界というところが資格、資格の業界ということも事実なのです。
上位資格では足りないと思いますが、さらにその上の資格まで行くとどうでしょうか?
例えば電験二種とかまで行くと、もはや資格だけで食っていくことが出来る可能性も高いと思います。
三種の神器まではそれなりに目指す人も多いですし、持っている人もたまに見たりします。
しかし電験二種となるともはや別格です。
実際に私も過去に求人を見たことがあります。
-ちなみに僕はリクナビNEXT をよく使っていました。-
電験二種が必須のその求人では、「もはや資格を持っている人がいたら居てくれるだけで良い」と言った雰囲気が漂っていました。
まあ、電験二種まで行くとビルメンではなく別の仕事がメインになる気がしますが。。
電験二種に限らず、ビルメン三種の神器を超えた希少性の高い資格を持っている場合、その資格と会社の希望がマッチしたら「資格一点突破戦略」が実現するかもしれません
じゃあ電験二種を取れば良いのか!
こう思う人もいるかもしれませんが、私はこの決断はおすすめしません。
電験二種は下手したら高確率で泥沼にハマります。
そこまで資格一点突破にこだわるより素直にバランス良く能力を伸ばす方がよほど良いと思います。
ビルメンはバランス重視のゼネラリストを目指したい
個人的にはビルメンをやるならバランス良く色々な能力を伸ばしゼネラリストを目指すべきだと思います。
- そこそこ人と話せて
- そこそこ資格を持ってて(4点+ビル管)
- そこそこパソコンが使えて(簡単な書類作成)
- そこそこ作業が出来て(安定器の交換)
- そこそこ周りと協調できて
これが出来たら結構どこの職場にも引っ張りだこになりますよ。
三種の神器フルコンプや電験二種を目指すよりもこちらの路線の方が精神的に辛くないし、より幸せにビルメンを出来ると思います。
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資格特化型にも救いのある素晴らしいビルメンテナンス業界
「やっぱり資格だけじゃダメなのか・・・」と絶望する人がいるかもしれませんが、ビルメン業界ほど資格に重点がおかれている業界もそうないですよね。
他の業界は資格だけでは話にならない、実務経験とコミュニケーション能力が必須というような業界ばかりな気がします。
そう考えると、運やタイミングによっては資格の恩恵を大きく受けられるこの業界は救いがあるなと感じるのです。
多少他の能力が劣っていても、資格でカバーできるのは魅力的に思えます。
同じような能力、経歴の人が面接に来たら最後の決め手になるのは資格の有無かもしれません。
だからこそビルメン業界に居るかぎりは常に勉強して資格を狙い続けたいものですね。
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まとめ
いかがでしょうか?
「資格」だけでビルメン業界で食っていけるのかという解説でした。
簡単に復習すると、
以上になります。
この記事を読まれ、あなたのビルメン業界での活躍に少しでも役に立てると幸いです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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