この記事ではビルメン三種の神器資格の一つである「建築物環境衛生管理技術者」、通称「ビル管」の勉強法について解説しています。
数年間経験を積んだビルメンの多くが4点セットの次の資格としてビル管に挑戦していきますが、一発で合格する人もいれば、何度も落ちてしまう人もいます。
では、一発合格する人とそうじゃない人の違いはどんなところにあるのでしょうか?
僕はその原因の一つに「適切な勉強法」をしているかどうか?というのがあると思います。
そこで自分の経験や他のビルメンに聞いた話も含めてビル管に一発合格する人の勉強法の特徴をまとめてみました。
これからビル管に挑戦してみたい人はぜひ参考にしてみてください。
▼ビルメンに転職を希望するなら▼
ビルメンへの転職を考えているならリクナビNEXT などの転職サイトを利用するのが一般的です。
登録は無料で、登録だけなら5~10分程度で終わります。
まだ登録していない人はこの機会にいかがでしょうか?
ビル管に一発合格する事は難しいのか?
ビル管の試験はビルメン三種の神器の一角を占め、年度にもよりますが合格率もそれなりに低いです。
ビルメンでビル管を受験して何度か落ちてしまったという人もざらにいます。
では、数年かけてやっと合格するような難しい試験なのかというと、そこまでではないと思います。
電験のように何年もかけて合格するかしないかといった試験ではなく、計画を立ててコツコツ勉強していけば一発合格も十分可能でしょう。
僕の身の回りでも計画的に勉強をしている人は一発合格の割合が高いです。
建築物環境衛生管理技術者の難易度は?簡単な年に受験しよう!の記事でも書いたように簡単な年に受験することができれば、一発合格はより狙いやすいはずです。
ビル管に一発合格する人の勉強法の特徴
ビル管に一発合格した人の意見などを聞いてみて、共通するような事柄をまとめてみました。
勉強法は人それぞれなので、全部真似する必要はないかと思いますが、取り入れたいと思ったとこだけでも、参考にしてみてください。
数ヶ月前から十分な学習時間を確保している
ビル管に限らずですが、資格試験には「勉強時間の目安」というものがあります。
例えば電験なら約1000時間くらいとも言われていますよね。
ビル管なら人によりますが200~300時間くらいかと思われます。
ビル管に一発合格する人は試験日の数ヶ月前から計画的にコツコツ学習して、試験日までに勉強時間の目安をクリアしている人が多い印象です。
やはり国家試験に近道はなく、勉強すればするだけ報われる可能性が高くなるのでしょう。
試験前にちょっと詰め込んだり、一夜漬けしたくらいで合格するのは、かなり運が良くないと難しいのだと思います。
過去問を重視して何周もしている
ビル管に短期で合格する人はテキストを何度も読む人よりは、過去問を何度も何度も解いている人が多い印象です。
過去問による問題演習をメインにして、テキストは辞書代わりに使うといった意見も多かったです。
過去問を何周やるのか?というのは気になるところですが、これも人によります。
「重要度A,Bの問題をだいたい理解して暗記できるまで」くらいは最低限やりましょう。
そして全ての問題にこだわるのではなく、二度と出題されないような重要度C未満の問題はサラッと読んでおく程度にするのが良いと思います。
僕が聞いた限りだと過去問は3~6周くらいしている人が多かったですね。
時間を上手く使ってスキマ時間に勉強している
ビル管などの資格試験をサクッと取ってしまうような人は時間の使い方が上手いです。
例えば、
- 通勤時間に30分くらい問題を解く
- 昼休みに15分くらい問題を解く
- 夜間の待機中に暇な時に問題を解く
などスキマ時間をコツコツ積み上げていって、トータルで見ると結構な時間を勉強している感じです。
「これから頑張って3時間勉強するぞ!」と決意してもなかなか腰が重くなって結局ダラダラしてしまったという経験は多くの人があると思います。
スキマ時間に勉強できるようにテキストを常にカバンに入れておくというような工夫も大事かと思います。
また、【ヒューマンの通信講座*『たのまな』】
全国にスクールがある『ヒューマンアカデミー』の通信講座。講座は250以上! などの通信講座を使って時短で勉強するのも良いかもしれませんね。
間違えた問題をきちんと復習している
問題を解いたら復習せずに解きっぱなしになっている人はいないでしょうか?
それだとなかなか実力は付いていかないと思います。
間違えた問題を復習して正しい知識を覚えるからこそ合格に必要な実力が段々と付いていくのです。
過去問を解いたら、全ての肢を確認して、なぜ間違えたのか?ということを確認していくことが大事です。
正解の肢だけを見るのではなく、間違っている肢も全て確認していきましょう。
また、日を置いて再度間違えたところを確認してみることも大事です。
覚えたはずなのに1週間後にまた問題を解いてみたら同じところを間違えたなんてことは結構あります(笑)
満点を目指さない、完璧主義にならない
ビル管試験は満点を取らなくても合格する試験です。
たまに重箱の隅をつつくような問題でも全て完璧に勉強しようという人がいますが、それだと逆に非効率になり、合格からは遠ざかってしまうと思います。
先程も書きましたが、まず最優先するべきなのは絶対に落としてはいけない重要度A,Bの問題なのです。
基礎的、オーソドックスな多くの受験生が正解するような問題は同じように正解できるようにしっかり勉強しておきましょう。
重要度Cの問題を学習するのはその後で十分間に合います。
ビル管試験で鉄板の参考書は?
ビル管試験には多くの人が利用する鉄板の参考書というものがあります。
「赤本」と呼ばれるテキストで、
詳しいことは上記の記事で解説しているので、良ければ読んでみてください。
ちなみに市販の参考書ではなくて、通信講座も検討したいという方には技術講座専門のJTEX という会社もあります。
まとめ
いかがでしょうか?
ビル管に一発合格する勉強法のコツをまとめてみました。
最後に復習しておきましょう。
- 数ヶ月前から余裕を持って勉強している
- 過去問重視で何周もする
- スキマ時間を上手く使いコツコツ勉強する
- 間違えた問題の復習を欠かさない
- 完璧主義にならない
このような感じになります。
闇雲に勉強して非効率になるよりは、ポイントを抑えて短期間で合格したいというのは多くの人の希望だと思います。
そのヒントに少しでもなれば幸いです。
では読んでいただきありがとうございました!