ビルメンは勤務先となるオフィスビルや病院、ホテルなどの様々な建物に常駐しています。
それぞれのビルにどれくらい長く勤務するかは人によって異なり、1~2年で異動したり転職したりして現場が変わる人もいれば、一つの現場で何十年と働くヌシのような人も稀にいます。
では、ずっと同じ現場で働くことにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
今回の記事では同じ現場で働き続けるビルメンにスポットライトを当て、解説していきます。
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異動・解散・転職などで現場が変わるビルメン
ビルメンが勤務先の現場を変わる理由として、
- 異動(会社の命令で現場を変えられる、転勤が伴うことも)
- 解散(入札により別会社が現場に入ることになり、放り出される)
- 転職(会社を辞め、転職先の会社の管理物件へ)
が主にあります。
転職は自分の意思で現場が変わりますが、あとの2つは基本的に会社都合であり、いつどうなるかはイチ社員のビルメンには予想できません。
中には1~2年ごとにコロコロ現場を変えられるビルメンや、せっかく入社したのに数年で現場が解散になってしまうビルメンもいることでしょう。
このようにビルメンが同じ現場でずっと勤務し続けられる保証はどこにもなく、いつどうなっても大丈夫なように覚悟は決めておく必要があります。
人によっては同じ現場に20年勤めてますというように、異動や解散や転職を上手く回避している例もありますが運によるところが大きいと思います。
同じ現場で働き続けるメリット
同じ現場で働き続けるビルメンにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは3つのメリットをそれぞれ紹介していきます。
勤務先ビルの細部まで熟知してトラブル対応などしやすい
同じ現場に10年、20年と勤務していくと嫌でもそのビルについて詳しくなります。
設備のことは熟知するでしょうし、よく出るトラブルやクセなども把握できるようになるでしょう。
年数が経過すればするほど、知らないことは減っていき、何が起きても焦ることなく冷静でいられるでしょう。
「分からない・できない」という仕事のストレスが無くなっていくと思うので、働きやすさに繋がるのがメリットです。
一番の古参なので人間関係に悩みにくい
長く勤めて一番の古株になると周りは全て後輩になりますから、人間関係には悩みにくくなるはずです。
ビルメンはクセのある同僚とずっと同じ空間で働くことも多いですから、人間関係は悩みのタネの一つです。
しかしビルのことを熟知して、一番古株にまで登り詰めると、自分がボスのような感じになり、無駄にマウントを取られたり、変に絡まれたり、仕事を押し付けられたりといったことも新人に比べたら激減するはずです。
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長い付き合いの中でそのビルに欠かせない存在になる
長く勤めることによって、会社やオーナー、テナントなどからの信頼が積み重なり、いつしか「ここの現場には◯◯さんがいないとダメだよね」とそのビルにとって欠かせない存在になるかもしれません。
こうなったらしめたもので、自分の意見が通りやすくなったり、ある程度の要望も聞いてくれるようになるかもしれません。
もちろん長くいるだけではダメで、ちゃんと仕事をして小さな実績を積み重ねて、信用を貯めていくことは必須ですね。
同じ現場で働き続けるデメリット
同じ現場で働き続けることのデメリットは2つのポイントから解説しています。
メリットとデメリット、両方を天秤にかけてどっちが良いか考えてみてください。
他の現場で通用するスキルが身に付くか分からない
同じ現場で勤務し続けるということはそのビルの中のことしか分からないということになります。
その現場にあらゆる設備が揃っていて、他の現場に行っても十分応用できるような現場なら良いのですが、必ずしもそうなるとは限りません。
仮に他の現場には無いような設備しかなく、扱う設備の種類も少ないのなら、他の現場では何一つ通用しなくなるかもしれません。
このようなビルメンでも経験年数は長いですからそれなりのベテランとして期待されて他の現場に行かされる場合もあります。
そんな時に「何も知りません、できません」じゃちょっと厳しいですよね。
年をとってから転職しにくい
一つの現場しか知らないということは汎用性や柔軟性に欠けるイメージを持たれかねません。
ビルメンは現場ごとに仕事のやり方や細かいルールなども違うので、「郷に入っては郷に従え」の精神でやっていくことが大切です。
それなのに「前の現場でずっとこうだった」と強く主張しすぎると浮いてしまって敬遠されがちです。
面接官もそれは当然分かっているでしょうから、色々な現場経験豊富なビルメンに比べて転職しにくいのは確かでしょう。
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一番おすすめなビルメン現場の渡り方は?
以上から長く同じ現場に居続けるメリットとデメリットが分かってもらえたかと思います。
ではどうすればいいのか?と疑問に思う方もいるかと思いますが、
人それぞれ考え方や正解は違うので、一例として僕の意見を書いていきます。
3~5年で現場を変わって経験を積んでいく
やはり長くビルメンで働き続けることを考えたら一つの現場にしがみつき続けるのはリスキーです。
だからある程度の期間(3~5年)で現場を変えていき、それぞれの現場で経験値を貯めていくことが一番良いかと。
それもずっとオフィスビルオンリーとかではなくて、オフィスビル→商業施設→ホテルなど種類も変えていくことがおすすめです。
このような働き方をすることにより、ビルメンとしてのスキルはメキメキ伸びていくことでしょう。
そしてその経験が武器になり、困った時に役に立つ力となるはずです。
どんな現場が募集をかけているか日々チェックしておく
今すぐビルメン転職をすることを考えていない人でも求人だけはチェックしておくことをおすすめします。
なぜなら、
- よく募集がかかる求人とレア求人を見分けられるようになる
- 自分が経験を積みたい現場が出てきたら即応募できる
- ビルメン転職市場のトレンド(どんな現場が多いのか?どんな現場が人気で待遇がいいのか?)などが分かる
こういったメリットがあるからです。
今の自分の職場がこれからどうなるかは分かりません。急に上司が代わったり異動になったりしてブラック化する可能性もゼロではありませんよね。(既にブラックかもしれません)
そんな時、すぐに動き出せるように週1回で良いのでざっと新着求人に目を通しておくと後々楽になるかもしれません。
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まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンが同じ現場に居続けるメリットとデメリットでした。
同じ現場に居続けるメリットも捨てがたいのですが、デメリットの方が大きいような気がするので、「3~5年で現場を変えよう」という結論に至りました。
とはいえ居心地やストレスの有無は大事ですから、「ここ当たり現場だな」と思ったら、何が何でもしがみつくというのも良い選択だとは思います。
どっちにするかはお好みで。
ではここまで読んでいただきありがとうございました!
良ければブックマークしてくれると嬉しいです。
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