「ビルメンには激務で大変な現場があるって本当?」
このような疑問を持っている方はいませんか?
この記事では現役ビルメンである私が上記の疑問にお答えします。
結論から言うと、
商業施設・ホテル・病院はビルメンの激務現場として有名です。
ではどのように大変なのか?
詳しく解説していくので良ければ読んでみてください。
きつい・マッタリとは程遠いビルメン(設備管理)の激務施設
「ビルメンはマッタリしていて極楽だ」、「ビルメンは楽勝すぎて最高だ」などの意見を聞いてビルメンに興味を持った方も多いのではないでしょうか?
私もビルメンに興味を持ったきっかけはこんな言葉だったことを覚えています。
しかしこの言葉は正解でもあり間違いでもあります。
ビルメン(設備管理)の環境は場所次第。
中にはとんでもない激務現場もあります。
私は運良くオフィスビルに配属されて激務とは言い難いマッタリした環境で働くことが出来ています。
これは本当に運が良かったです。
私の働く職場でもいろんな人が居ますので、過去に激務現場で働いていた方もたくさんおります。
その方たちから普段聞く激務現場の実態はとても恐ろしいものでした。
今回の記事ではビルメン業界で有名な激務と言われる現場の紹介をしていきますので、ビルメンにチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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きついビルメン激務現場その1:「病院」
まず紹介する激務で有名な現場といえば病院です。
病院のビルメンはきついことで有名で、私も実際に働いていた人から話を聞くとそのブラック加減にびっくりしました。
病院の激務な点を箇条書きにしてみます。
- とにかく忙しい。一息つける暇が無く次々と仕事を頼まれる。
- 設備の古い病院では夜間に何度も異常が起きて起こされるので仮眠すらできない。
- 命を預かる施設なのでプレッシャーが半端じゃなくミスが許されない。
- 設備が多く、古いものもたくさんあるので大変。
- 看護師からなんでも頼まれる。酷い時はパシリのような扱い。
- 人の入れ替わりが激しく常に人手不足
病院勤務経験ありの先輩に聞いた話だと寝る暇もなく肉体的にとても辛かったということでした。
病院で1年勤務したらオフィスビル5~10年分の経験を積めるみたいです(笑)
私はビルメンを目指して就職活動をしている時は病院だけは避けていました。
激務現場もいろいろありますけど個人的には一番行きたくない場所です。
きついビルメン激務現場その2:「ホテル」
次に紹介する激務現場はホテルです。
ホテルも激務で有名ですが具体的にはどのような所が激務なのでしょうか。
- 小修繕(テレビが付かない、水が出にくい、ドアがガタつくなど)がとても多い。
- お客さんが泊まっている時は気を使う。
- とにかく忙しくて休まる時がない。
ホテルはとにかくやることが多いイメージです。
各仕事に優先順位をつけてサクサクと終わらせていけるような要領の良い人じゃないときついかもしれません。
お客さんが泊まる各部屋に水道やテレビなどの設備もついているので小修繕が多くなります。
ある意味ビルメンで一番技術が身につくのはホテル勤務だと思います。
そのような環境なので手先が不器用な人は厳しいかもしれないですね。
逆にそういった細かい作業が好きな人はホテルにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ちなみにホテルは一人勤務の小規模な現場の求人をたまに見ます。
病院や商業施設では一人勤務とはいかないですから、ホテルの経験を積む→一人勤務を目指すというのもアリかも。
気楽に働けるかもしれませんね。
ちなみにそういったマニアックな求人はdoda を利用して探してみましょう。
レア求人は転職サイトを使って調べるのがおすすめです。
きついビルメン激務現場その3:「商業施設」
さて激務現場の3つ目は商業施設となります。
イオンとかデパートとか複合ショッピング施設とかになりますね。
私の働く職場にも商業施設から来た人が何人かいますが、皆さんなかなかきついと言っていました。
- 不特定多数の人が使うのでクレーマーなどに遭遇する。
- イベントなどの準備で夜間の電気配線をしたり冷蔵ケースを用意したりするのが大変。
- トイレの詰まりが多い。
- お客さんの近くで作業しないといけない時は安全に気をつける。
夜間の重労働やトイレ対応などは本当に大変だと思います。
またお客さんと接する事も多いので人あたりの良さやコミュニケーション能力も必要になりそうです。
忙しい激務現場は基本的には避けるべきだが修行と割り切るのも有り
ビルメンを目指している皆さんの中で積極的に激務現場に行きたい人は少ないと思います。
「楽をしたい」「細く長く働きたい」「ノルマや数字に追われる仕事は嫌だ」
このような気持ちをもってビルメンを志望していると思いますので激務現場は嫌ですよね。
ですので求人をよく見てどこの施設に配属されるのかを調べて、不明な場合は面接の時に聞いてみてから判断するのが良いでしょう。
しかし長期的な視点で考えると最初に激務現場で修行してビルメン(設備管理)として経験を積んでおくということはおすすめしたい考えです。
激務現場での1年間の経験は暇な現場の10年分にも相当すると言われています。
一度きついことを経験して能力を身につけておけば、どんな現場に行っても大丈夫だろうという安心感も生まれます。
「極楽現場で実力のつかない環境で何年も過ごして年を取って運悪く激務現場に異動になりそこで使い物にならなくて退職」なんていう最悪のパターンは避けたいところです。
確かにきついし忙しいと思いますけど、所詮はビルメンです。残業漬けというわけでもないでしょうしノルマなどもありません。
他のブラック業界から来た人なら全然激務に思えない可能性もあります。
ですので、ビルメンを始めてこの記事で挙げたような現場に配属されても嘆く必要はありません。
経験が積めると思ってとりあえずチャレンジしてみたらいかがでしょうか?
本当にどうしようもないブラック現場ならもちろんすぐに逃げ出して大丈夫です。
ビルメンの求人などいくらでもありますしこの業界は何回か退職してるなんて当たり前の業界(笑)
転職回数はそこまで不利になりません。面接官もよく分かっています。
それに最近は会社や上司へ連絡不要!【退職代行ガーディアン】 などの退職代行サービスを使って辞めるのも一般的になってきました。
ストレス無く辞めて、次のことを考える方が建設的だと思います。
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まとめ
- 病院・ホテル・商業施設は3大激務現場
- 基本的にどこも忙しいしきつい
- 経験が積めるのはメリットなので修行として割り切るのも有り
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実際のビルメンへのインタビューが多く載っているので、ビルメンを目指す人にぜひ読んで欲しいです。