ビルメンに興味のある方は「設備管理4点セット」の一つである2級ボイラー技士試験の受験も検討しているかと思います。
2級ボイラー技士試験は難易度的には簡単ですけど、取得に当たってお金や時間がかかって少し面倒な資格です。
- 2級ボイラー技士ってどんな資格なの?
- おすすめの勉強方法はどんな感じ?
- 使える参考書は?
この記事では2級ボイラー技士に関するこれらの疑問に現役ビルメンである私がお答えします。
資格に興味のある方、ビルメンテナンス業界に興味のある方などぜひ読んでみてくださいね。
ちなみに「ビルメン4点セットって何?」という方には参考記事を以下に載せておくので良ければ読んでみてください。
2級ボイラー技士とは?【ビルメン4点セットの一つ】
2級ボイラー技士の資格はビルメン4点セットのうちの一つの資格でビルメンとして仕事をしていくなら取っておいた方が良い資格です。(最近は資格が無くてもOKなボイラーばっかりみたいですけど。)
持ってることでとりあえず評価されるし会社によっては資格手当も出ると思います。
試験はマークシートによる筆記試験と講習から成り立ちます。
筆記試験の方は正直めちゃくちゃ簡単で、合格率も60%くらいあり楽勝です。
知っておきたいビルメンの資格手当一覧!【相場はどれくらい?】
2級ボイラー技士の講習について
問題は講習の方です。講習の特徴をまとめてみます。
- 3日間かけて行われる
- 座学が2日、実習(見学)が1日
- 筆記試験の前に受けても後に受けてもOK
- 費用が約2万円と高額
仕事をしている人なら3日間休んで講習に行くのも結構難しいですよね。
ですので職業訓練期間中に講習を受けに行くとか、ビルメンテナンス会社に就職してから堂々と受けにいくとかすれば良いと思います。
職業訓練については参考記事のリンクを下記に貼っておきます。
【ポリテク】未経験者がビルメンになるには職業訓練を利用することが絶対おすすめな理由
私の場合はフリーター期間中に受けに行きました。
あと講習の料金もかなり高額ですよね。ここら辺は可能なら会社に出してもらうのが良いでしょう。
私は自腹で受験しましたが、今思えば転職してから会社にお金を出してもらって受けに行けば良かったなと後悔しています。
この資格は無いよりはあった方が良いですけど、そこまで必須の資格というわけではないので急いで取ることもないですよ。
第二種電気工事士の資格の方が何倍も重要です。
正直ビル管と電工さえあれば体裁は保てるのがビルメンテナンス業界です。
講習を受けに行った思い出
講習は座学が2日間、実習が1日間ありました。
座学がとにかく眠かったです(笑)
受けに来ている人は中年のおじさんがほとんど。
2日しかないので授業が進むペースは早くて正直あまり理解できなかったのを覚えています。
最終日は実際に大型ボイラーを見ながら説明してくれたのですが、その時に人生で初めて大型ボイラーを見たので、わりと面白かったです(笑)
ボイラー室がとにかく暑かったのが印象的でした。
洗濯物があっという間に乾きそうな室内(笑)
大人数で流れ作業で受けるので正直勉強にはなりませんでした。
雰囲気が分かる程度なのでそこまで期待するものでもないと思います。
ボイラー技士2級のおすすめの勉強方法は?
まず講習に関してですけど、これは大きな教室で講師の方の話を聞くだけで、特にテストとかは無かったと思いますので勉強方法などは割愛します。
講習の注意点としては遅刻・欠席などはしないようにしましょう。
3日間ちゃんと出席しないと修了証を貰えないのでそこだけ注意です。
修了証だけは絶対に貰いましょう笑
筆記試験の勉強方法はひたすら過去問を繰り返すだけ
ひたすら、ただひたすら過去問を回す(笑)
合格した人はほとんどみんな言うと思いますけど、この資格は過去問をひたすらやって暗記したら受かる試験です。
その方法が一番コスパが良いと思います。
たとえ意味がよく分からなくても、そういうもんだと思って次へ次へと先へ行きましょう。
用語とかもネットでググってなんとなく理解していけば良いと思います。
私も一発で受かりましたけど、正直ボイラーのことについてよく分かっていなかったです。
とりあえず試験に受かることが大事なのでボイラーの詳しいことは仕事しながら理解していけば良いでしょう。
筆記試験を受ける前に講習を受講するのがおすすめ
筆記試験と講習はどちらから受けても良いのですが、おすすめは講習を先に受けることです。
講習で実物を見てなんとなくでもボイラーのことを理解していれば筆記試験のイメージがしやすいですよ。
ボイラー技士試験の勉強時間の目安
だいたい1ヶ月くらい勉強しました。
1日に1~2時間くらい勉強してたので勉強時間の合計は約50時間くらいでした。
試験に受かるだけならこれくらいで大丈夫かなと思います。
参考書だけ読んでもいまいちイメージが難しかったのでネットで適宜調べて図とかも見て勉強していました。
おすすめの参考書はこれだけ!
私は参考書1冊と過去問集1冊を書店で購入してそれをひたすら勉強していました。
メインで使ってたのは過去問集で暇な時はずっと過去問を解いていました。
なるべく問題数の多い奴がおすすめです。
まとめ
- 2級ボイラー技士はビルメン4点セットの一つで、持ってると評価され資格手当もある
- 筆記試験と講習をパスすれば免状を得られる
- 講習は高額で3日間出ないと行けないので、就職してから会社費用で参加するのもアリ
- 筆記試験対策は参考書はほどほどにしてひたすら問題を解いて暗記しよう
- 講習を先に受けてネットで図や画像を調べてボイラーについてイメージすることが大切
2級ボイラー技士は危険物乙4と並んでビルメンに必要な資格の中では比較的取得しやすいです。
早めに取ってしまって、第二種電気工事士や第三種冷凍機械責任者などの少し難し目の資格に挑戦しましょう!
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