私がビルメンになってしばらく経った頃、同じ現場の先輩に言われた言葉で妙に覚えていることがあります。
それがタイトルにもなっている「ビルメンの仕事の大部分はコンビニバイトみたいなもん」という内容です。
今回の記事ではこの言葉を掘り下げて、ビルメンの仕事内容について解説していきます。
ビルメンの仕事内容について詳しく知って転職の参考にしたい!!
このような人はぜひご覧ください。
「ビルメンの仕事がコンビニバイトみたい」の意味
この言葉は先輩を夜勤をしている時にぼそっと言われた言葉です。
一瞬「??」が頭に浮かびよく分かりませんでしたが、時間が経つと何となく意味が分かってきました。
ちなみに夜勤中で眠かったのでその場では深く聞かずそのままでした(笑)
おそらく先輩が言いたかったことは、
- 高校生でもわりとすぐに覚えてこなす事が出来る仕事
- 難易度が高くない
- マニュアル化されている部分が多い
- ルーティンワーク
このようなことです。
上記のような部分でビルメンの仕事とコンビニバイトの仕事が似ていて、
「コンビニバイトが出来るならビルメンの仕事も出来る。ビルメンの仕事なんて所詮そんなもんなんだ。」
こう言っていました。
確かに私もビルメンとして働いてみて、この発言はある意味当たっていると思います。
その理由を次から説明します。
▼詳しい仕事内容の記事は下記をどうぞ▼
ビルメンは覚えることが多い?
一言で言うと、「ビルメンの仕事はそんなに難しいものではない」ということです。
ヒラの常駐ビルメンのメインの仕事と言えば、
- 巡回(ビル内に異常がないか見て回る)
- 検針(各機器のメーターの値を確認する)
- 管球交換(切れた蛍光灯を代える)
こんな感じです。
やってみると分かりますが、それぞれ個別の仕事は決して難しいことをやっているわけではありません。
確かに覚えることが多いのは事実ですが、一つ一つはそれほど難しいことではありません。
50歳60歳からビルメンを始めた方でも1~2ヶ月もあれば覚えることが出来る内容です。
私の職場に来た50歳台の方も2ヶ月もあればだいたいの事は覚えていました。
若い人ならもっと覚えは早いでしょう。
なんなら最近のコンビニアルバイトの方が覚えることは多いかもしれません。
そして基本的にルーティンワークとなり、毎日やること、毎週やること、月1でやることを積み上げていきます。
月1の作業ならなかなか覚えるのに苦労するかもしれませんが、毎日やることなんて嫌でも覚えます。
それにそれぞれの仕事はどうすれば良いのかがだいたい既に決まっていて(マニュアル化されていて)メモや手順書を見返したら分かります。
ビルメンにも人と話したり何かを説明したりするサービス業的な要素がありますが、それは勤務時間の内の一部で、コンビニアルバイトの方がよっぽどお客さんと接しています。
こうして考えてみると確かにビルメンはそこまで難しいことをやっているわけではありません。
コンビニアルバイトの仕事を普通にこなせる人はビルメンも問題なくやっていけると思います。
ただしビルメンの仕事でも難易度の高い仕事はあります。
それを次の項目で説明します。
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ビルメンの仕事にも難易度の高いのはある?
これまで紹介してきたような仕事がビルメンの主な仕事ですが、職場によっては難易度の高い仕事もあります。
それは下記のような内容です。
- トラブル対応
- マネジメント
- 折衝業務
それぞれを深堀りしていきます。
トラブル対応
トラブル対応は経験や知識がモノを言うこともあり、場数を踏むことが重要です。
私もビルメンになったばかりの頃はトラブルが起こらないか、常に心配していました。
特に人数の少ない宿直の時間帯などは恐かったです。
いざ何かが起きるとアタフタして先輩に頼りっきりになったりしてしまうことも。
こういった予期せぬ出来事に対して冷静に適切に対処できるようになるには、ある程度の場数と経験が必要だと思います。
マネジメント
ビルメンになって経験を積んでいき転職や出世を経験すると、
- マネージャー
- 副所長
- 所長
- 統括管理
このような立場になるかもしれません。
こういった仕事は組織の中で成果を出すためにマネジメント的な内容になります。
組織を管理・運営し、人間関係を円滑にして、上司や部下と上手く関わっていかないといけません。
こういった仕事をするようになるとコンビニアルバイトと同じとは言えないですね。
「所長や副所長をやっていたけど、仕事が大変だから転職してヒラビルメンに戻った」みたいな人も結構多いと聞きます。
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折衝業務
ビルメンも会社によっては人と話したり調整したりする折衝業務が多くなります。
- オーナー
- 協力会社
- テナント
- 行政
などたくさんの人とやり取りをしてスムーズに仕事を進めていかなくてはいけません。
こういった仕事には何よりもコミュニケーション能力が必要で、臨機応変に対応する柔軟さも求められます。
ビルメンを始めて1~2ヶ月の人がいきなりやるというのはほぼ無理な話でしょう。
▼参考記事▼
【未経験OK】興味があるなら気軽にビルメンをやってみればいい
ビルメンの難しい仕事の部分を読んで「ちょっと大変そうだな・・・」と思った人もいるかもしれません。
しかし安心してください。
ビルメンになりたての頃は簡単な出来ることからスタートして、少しずつでも成長していけば良いのです。
文系や未経験からビルメンになる人なんていくらでもいます。
無資格・未経験でいきなりビルメンになる人もいれば、職業訓練を経てビルメンになる人もいます。
学歴不問や高卒以上のところがほとんどで、大卒が求められることは少ないです。
興味さえあれば40歳からでも50歳からでもなれるのがビルメンの魅力なのです。
逆に20代ならマイナビジョブ20’sなどでビルメンに限らず幅広く仕事を探すのも良いかもしれません。
ビルメンを一度やってみて、なんか違うと思ったらまた前職に戻るような人も多くいます。
そんな感じで気楽に取り組んでみても良いのではないでしょうか。
↓ビルメンを目指すならまずは転職サイトに登録して求人を漁るところからがスタート(僕が使っていたのは以下のサイトです)
この3つはビルメン求人も多いので、押さえておいて損はないですよ。
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ビルメンのやりがいとは?
コンビニバイトみたいなビルメンの仕事にもやりがいはあると思います。
ビルメンをやってて感じる主要なやりがいをまとめました。
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンの仕事内容をコンビニアルバイトと比較して説明してみました。
よく「ビルメンに若い内からなるな」と主張される方がいます。
そう言う理由の一つとして、「専門性が無く技術が身に付かない」ということがあります。
これはある意味正解でその通りだと私は思います。(ビルメンに若い内からなるなという意見には反対ですが。)
確かにビルメンの仕事の中には1~2ヶ月で覚えられて高校生やシニアの人でもすぐこなせるものも多いですが、反対に意外と奥が深くて難しい仕事もあります。
「全部簡単でつまらない単純作業」や「どれも難しくて誰でもは出来ない仕事」よりビルメンの仕事の方が全然良いと私は感じます。
資格を取りまくってアピールしても良し、コミュニケーション能力を活かして喋りで勝負しても良し、技術的なことでもITスキルでも良し。
幅広く興味や適性に応じて活躍できるのがこの仕事の醍醐味です。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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