ビルメンになって頑張って働いて所長になりたいです!
こんな希望を持っている方はいませんか?
もちろん所長などの出世を目指して仕事に励むのは素晴らしい事だと思います。
しかしちょっと待ってください。
所長になることが本当に良い事だと思いますか?
私はビルメンの所長になることは基本的におすすめしません。
この記事ではその理由を3つのポイントから解説しています。
このような方はぜひ最後までご覧ください。
▼ビルメンの出世についてはこちらの記事を参照▼
ビルメンで所長になるのは止めておいた方が良い3つの理由
私の働くオフィスビルにも、もちろん所長が居ます。
普段から所長の仕事ぶりを見ていると、とてもなりたいとは思えません。
一言で言って、割りに合っていないと思うのです。
その理由は下記の3つです。
- とにかく激務
- 苦労の割にそれほど給料が良くない
- ポンコツ部下と厳しいオーナーの板挟みで地獄と化す
それでは各項目を深堀りしていきます。
【理由1】とにかく激務、電話が鳴りまくる、有給休暇も取りにくい
うちの所長は職場の中で一番有給休暇を取っていません。
というか、取ってるのを見たことありません。
だからせっかくの有給休暇も消化できずに消えていきます。
会議にたくさん出て、トラブルがあれば把握して指示を出し、書類の山と格闘する。
そんな仕事ぶりで、昼食もパン1個で済ましていることも多くあるみたいです。
防災センターにかかってくる電話の多くが所長宛で、その度に仕事を中断して対応しています。
土日祝は休みのカレンダー通りの勤務ですが、何かあれば普通に電話がかかってきます。
ヒラビルメンとの差がありすぎて、初めはびっくりしました。
「所長って割に合ってないな・・・」
と入社してすぐに思いました(笑)
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【理由2】苦労の割にそれほど給料が良くない
「そんなに忙しいのなら、さぞ給料も良いんでしょう?」
と思われるかもしれません。
確かにヒラビルメンと比べたら給料は良いですよ。
ただ、有給休暇も満足に取れなくて、休日も電話がかかってくる、そんな忙しい生活と天秤にかけたら正直羨ましいとは思えません。
ヒラビルメンだってそれなりの系列系の企業ならまあまあの給料をもらえます。
コスパで考えたらどっちが良いのでしょうか?
人それぞれの価値観によりますが、私はヒラで行きたいです。
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【理由3】ポンコツ部下と厳しいオーナーの板挟みになると地獄
こういってはなんですが、ビルメンになるくらいなので、そこまで優秀な人は基本的には来ません。
優秀な出来る人はさっさと出世するか出ていってしまいます。
必然的に「ポンコツ部下」というのも多くなり、そういった部下をマネジメントしていかないと行けません。
それだけでも大変なのに、厳しいオーナーに詰められ、上からも下からも板挟みになってしまうと、もはや地獄です。
こういった状況で病んでしまう所長の人も多いようです。
私の現場にも他の職場で責任者(所長)をやっていた人がヒラとして転職してきました。
話を聞いてみると理由1~3で挙げたような苦労を全部経験していて、
「もう嫌になった!(笑)所長なんてなるもんじゃないわ!」
と言っていました(笑)
ヒラとして前とは全然違うまったりビルメン生活をして、ようやく趣味の時間も持てたと喜んでいましたよ。
ビルメンで狙うべきポジションはヒラか副責任者くらいで良い
ストレスのないお気楽なビルメンになりたいのなら、やっぱりヒラで良いんですよ。
なったとしても副責任者くらいまでにして、所長とかやるのは止めた方が良いです。
- とにかく出世したい人
- 給料を増やしたい人
- マネジメント経験をしたい人
こういう強い目的がある人は別ですけど、そういう人はおそらく少ないと思います。
恐いのは自分ではなりたくないと思っていてもいつの間にかなっていたりすることです。
特に人手不足の会社とかで優秀な人だとトントン拍子で気付いたら所長になってるとかあり得ます。
他になる人がいないのです(笑)
自分がどのポジションに行きたいかは常に意識していると良いでしょう。
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あなたがビルメンを目指した真の動機を思い出してください
あなたがビルメンに興味を持ったきっかけ、目指したいと思った最初の動機はどのようなものですか?
私の場合は、
- 楽したい
- まったりしたい
- ストレスの少ない仕事がしたい
- 給料は安くて良いから休みがたくさん欲しい
このような動機が最初のきっかけでした。
おそらく似たような動機の人も多いのではないでしょうか?
もうお気付きだと思いますが、所長という働き方はこのような動機とは相反するものです。
自分が望む働き方を実現するために、目指すべき場所というものをハッキリさせましょう。
「なんか違うな。。」と思ったら転職サイト(リクナビNEXT )などを活用して新天地を探した方がストレスが無くなるかもしれませんね。
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ビルメン所長経験者は転職は余裕
所長のデメリットばっかり言いましたが、良いことだってもちろんあります。
給料が良くなるというのはもちろんありますが、それ以上に所長経験があれば転職が非常に余裕になるのです。
所長経験があるビルメンというのは少ないですから、そういった管理職の経験がある人を求めているビルメン会社にとっては渡りに船です。
欲しがる会社は多いでしょうし、自分から選べる立場にもなり得ます。
苦労した分、その後の選択肢は広がると考えて良いでしょう。
例えばリクナビNEXT に登録して所持資格や経歴を記入すると所長経験者なら企業からのオファーもたくさん来ると思います。
キャリアアップ(年収アップ)してまた管理職をやるも良し、強力なヒラビルメンとして少しまったり勤務するも良し。
こういう意味では所長を一度やってみるというのも良い経験かもしれませんね。
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ストレスをなくすことがビルメンを細く長く続けるコツ
ビルメンは薄給なので、短期でガツンと稼げるわけではありません。
そうするとできるだけ細く長く続けていくことが大切になってきます。
実際、うまく立ち回ってる人は70歳とかになっても現場で居場所を確保してほそぼそと稼いでいますよね。
そういう生き方を目指すのもアリかと。
そしてそれを実現するにはできるだけストレスをなくすことが大事なのです。
所長業はストレスがたまりやすい仕事だと僕は思うので、そういう観点からもオススメはできません。(所長業が完璧に向いているサイコパスみたいな人も中にはいるかもしれませんが)
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメン経験の長い人が所長になるべきではない3つの理由をお伝えしました。
復習すると、
- とにかく激務、有給休暇も取りにくい
- 苦労の割にそれほど給料は良くない
- ポンコツ部下と鬼オーナーとの板挟みになったら地獄
こんな感じになります。
個人的には所長の大変さを考えると、ずっとヒラビルメンでやっていきたいと思っています。
周りのビルメン仲間でも似たような考えの人は多いように感じます。
もしなんとなく「所長でも目指すか」と考えている人がいましたら、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
もちろん上を目指して努力することは素晴らしいし、所長経験は必ず財産になります!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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