やばい!?ビルメンの将来性について真剣に考察

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ビルメン(総合)

先日「週刊 東洋経済」という雑誌を読んでいると巻頭でビルメンテナンスの仕事についての特集記事が掲載してありました。

普段は地味で世間一般の人から見たら、

「何してる人なの?」

とたまに言われるビルメンに注目が集まる良い機会だと思ったので、現役ビルメンの私の意見も交えつつ、このブログでも紹介します。

▼こちらの号です▼

【アサヒファシリティズ】ビルメン特集記事の概要【東洋経済】

「労働集約型から脱皮し、先進的な建物管理へ。」

「未来を見据え、変わるビルメンテナンス」

このような見出しから始まったこの記事では、「アサヒファシリティズ」というビルメンテナンス会社の先進的な取り組みについて紹介しています。

株式会社アサヒファシリティズとは?

スーパーゼネコン・竹中工務店のグループ会社で、

「系列系ビルメン会社(スーゼネ系)」

です。

従業員数1551名
資本金4億5000万円
売上496億円(2018年)
管理物件数2100

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変わるビルメンテナンス業界【要約】

ざっくり要約すると下記のようなことでした。

  • ビルは「スクラップアンドビルド」から「価値を高め長く使う時代」へ
  • ビルメンでもホテルの制服を着て業務を行い、「ホスピタリティ」の精神
  • 女性ビルメンが増え、活躍の場も広がる
  • ICTを活用した業務効率の改善
  • 常駐から巡回へ
  • メンテナンスのみではなく、総合的に課題を解決する会社へ
  • まだまだ世の中に知られていない業界なので、ワークライフバランスを推進し、多様な人材がやりがいを持って働ける会社へ

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ビルメンテナンス業界の将来について

時代が変われば求められるものも変わります。

「古臭い・アナログ・おっさん」

ビルメン業界にはそのようなイメージがあるかもしれませんが、それが少しずつ変わってきているということがよく分かる記事でした。

  • 女性の活躍
  • ITを使った効率化
  • 常駐から巡回へ

このあたりから分かることは、ビルメン業界の人手不足です。

記事にもありましたが、まだまだビルメン業界は世間に認知されていません。

その上昨今の人手不足が重なり、これからも現場は大変なことになっていくでしょう。

そうすると上記のような対応をして、なんとかやり抜いていくしかありません。

逆に言えば、人手不足が広がる今、ビルメンへの門戸は広いということです。

ビルメンに興味がある人がビルメン業界に挑戦しやすくなっている。

私はそういう人を応援したいです。

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ホテルの制服を着てビルメンの業務?

単純に動きにくいような気がするのですけど、そこはどうなんですかね?

ホテルのビルメンなら忙しくて動き回ることが多いと思いますので、そこは作業着でも良いんじゃないかと。

ホテルの制服での勤務だと、普段の振る舞いから態度まで強く意識して気を付けて働かないと行けない気がするので、ちょっと大変そうですね。

人を減らして、常駐から巡回メインになるということは?

巡回ビルメンは常駐ビルメンに比べて激務であると一般的には言われています。

コスト削減や人件費のこともあり、巡回メインになるにはやむを得ないのかもしれませんが、仕事がきつくなってしまっては人が定着するのは難しいかもしれません。

ITを活用して業務を効率化してビルメンの負担を減らすとのことですが、それが果たしてどれくらい楽になるのか?

昔ながらのイメージの、

「防災センターに常駐してまったりビルメン生活」

というのは今後ますます無くなって行きそうですね。

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忙しい方が良い!?多忙ビルメン現場のメリット3選【初心者向け】

ビルメン業界の将来は?AI(人工知能)で仕事は無くなる?

昨今AIによる仕事の駆逐が話題になっていますよね。

トラックドライバーの仕事が無くなるとか、一般事務の仕事が無くなるとかよく聞きます。

ではビルメンに関してはどうなのか?

まずビルメンの仕事自体ですが、これはビルがある限り無くなることのない仕事なので、ビルメンテナンスの仕事自体が無くなることは考えづらいです。

現在でも都会を中心に再開発も含めてバンバンとビルを建てまくってます。

「スクラップアンドビルドから価値を高めて長く使う」と言われているように、ビルメンの需要はますます高まるでしょう。

ではビルメンの就業者が爆発的に増えていくかと言うと、そんなことは無いでしょう。

ICTの活用や女性の活躍、常駐から巡回へのシフトなどで、必要とされる人数はそこまで増えないのではないかと。

監視装置が発達してビルメン自身が巡回しなくても良くなるかもしれないし、ドローンを活用して効率的に調査できるようになるかもしれません。

ただ、「AIがビルメンの仕事を全部やってしまってビルメンは必要無くなる」と言うことは無いと思います。

何故ならビルメンの大事な仕事として、

  • 管球交換
  • 漏水対応
  • トラブルの一次対応(バケツを置く・ロープで立ち入り禁止にするなど)

このような仕事もあります。

こういう仕事は実際の生身の人じゃないと出来ないですよね。

  • エネルギーの効率化
  • 照明スイッチの適正切替え
  • 事務書類の作成
  • 検針・点検結果の集計

こういう作業はAIが得意そうですね。

まとめ

いかがでしょうか?

東洋経済のビルメンテナンス特集記事から最近のビルメン業界のトレンドを紹介しました。

そしてこれからのテクノロジーがさらに発展する時代にビルメンの仕事の将来性はどうなるのか?という問いを改めて考えてみました。

正直未来のことなんて分かる人はいないので、今を必死にやるしかないわけです。

私としてはわりと楽観的で、

「自分が仕事している間くらいはビルメンは無くならないだろうし、もし無くなったとしても他の仕事に就くだけのこと。」

こんな感じで考えています。

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