知っておきたいビルメンで高年収を狙うことの意外なデメリット3選

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ビルメン(年収・給料)

「ビルメンになりたいけど年収は出来るだけ高い方が良い・・・」

このように考えてる方はいませんか?

もちろん年収は高い方が良いに決まってますよね。

このブログでも下記のような記事で高年収を狙う方法について解説してきました。

しかしここで注意しておいてほしいことがあります。

ビルメンで高年収を狙うことによるデメリットについてです。

「そんなのあるの!?」

と思われるかもしれませんが、この記事では3つのデメリットを説明しています。

ビルメンに興味がある人はぜひ最後まで読んでみてください。

ビルメンは基本的に低年収【年収を上げるには努力が必要】

他の記事でも解説していますが、まず基本的にビルメンは低年収だと思っておいた方が良いです。

「年収にはあまりこだわらないから、それ以外のメリットを享受したい。」

このような方には向いている仕事だと思われます。

具体的には、

  • 未経験者で年収200~350万円
  • 経験者で年収300~450万円

目安としてこれくらいを考えておくと良いでしょう。

このようなビルメンテナンス業界で年収を上げるとなると、やはりそれなりの努力が必要になります。

そしてリスクとリターンは表裏一体。

高年収を達成できたとしても、そこには高年収なりのデメリットというものも存在します。

それは下記の3つになります。

  1. 残業が多い・深夜の呼び出し
  2. 責任が重い
  3. ひたすら人と話し、書類を作る

それでは各項目を深堀りしていきます。

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高年収ビルメンのデメリット3選

ビルメンで高年収を目指すとしたら次のようなことには気を付けて行きましょう。

知っておいて損はないです。

【激務】残業が多い・深夜の呼び出し

高年収ビルメンともなると現場でのポジションも上の方になってきます。

具体的には「責任者」「副責任者」などのマネジメントをする立場です。

そのような立場になると平のビルメンと違って、基本的に激務な傾向になります。

残業が増えてやるべきことに追われる人も多いです。

また場合によってはトラブルによる急な呼び出しなども増えるでしょう。

部下のビルメンが優秀ならもしかすると苦労は少ないかもしれませんが、そこは低年収なビルメン業界です。

本当にいろいろな人が居ます。

そのようなビルメンたちを上手く使って運営していかなければいけません。

「部下が全然出来ないからもう俺がやる!」と言って何でも抱え込んでしまう人もいます。

そういった人が業務量に耐えられず潰れていくのは悲しいです。

いくら高い年収をもらったとしてもこんな状況にはなりたくないですよね?

ぼくが勤務してきた現場の所長たちはみんな忙しそうにしています。

例え給料が良かったとしても所長のような働き方はしたくないなというのが正直な感想です。

「残業地獄はもう嫌だ」と言う人へ。ビルメンがありますよ

【選任の代償】責任が重い

高年収ビルメンは難易度の高い資格を持っている場合も多いです。

具体的には「三種の神器」と言われる、

  • ビル管(建築物環境衛生管理技術者)
  • 電験三種
  • エネルギー管理士

の資格です。

そのような資格を持っている方は資格を活かして「選任」されている場合もあります。


例えば電験三種を活かして、管理物件の「電気主任技術者」に選任されているような感じです。

選任されると多くの会社で「選任手当」というものが付きます。

金額としては安くて数千円、1~3万円くらいくれる会社もあるみたいです。

選任手当によって月給・年収が増えるので、それは素晴らしいことなのですが、デメリットもあります。


それは「責任の重さ」です。


選任されると役所などに名前を出し、その物件に関して、資格の範囲で責任を負うことになります。

万が一何か問題があれば、選任されたその人がちゃんと管理していなかったということで大事になるのです。

選任されることによって給料は増えるし、責任ある仕事をすることが出来てスキルは上がるかもいしれません。

しかし中には「責任の重さの割には給料が見合ってないな」と言って、選任を嫌う人もいます。


難関資格は隠しておくというような場合すらあるのです。

ちなみに技術系資格でしたら、技術講座専門のJTEX が分かりやすいと評判です。

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【もはや普通のサラリーマン】ひたすら人と話し、書類を作る

ビルメンになる人の理由として多いのが、

  • サラリーマンに疲れた
  • 人とあまり話したくない
  • ビルメンでマッタリしたい

などです。

ビルメンの仕事内容仕事のスタイルに魅力を感じて転職してくる人も多いでしょう。

こういったビルメンのイメージに近いのは「独立系」のビルメン会社です。

そして独立系のビルメン会社というのはビルメンテナンス業界の中でも特に給料が低めになります。

そこから年収を上げようとすると「系列系」のビルメン会社へ移動することになります。

ここで注意するべきことがあり、

高年収な系列系ビルメンは人と話し、ひたすら書類を作り、もはや普通のサラリーマンのような働き方

ということです(笑)

サラリーマンに疲れてビルメンになったはずなのに、年収を求めていたら、気がついたらまたサラリーマンっぽい仕事になっていたという落とし穴にハマります。

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系列系ビルメンがサービス業と言われる3つの理由【技術職ではない】

【解説】実際、系列系ビルメンは楽なの?【必見のメリット5選】

年収だけを求めずに自分に合う職場を探そう

上記の例からも分かるように高年収ビルメンにもデメリットというものがあります。

ただし私からしたらデメリットですが、他の人にとってはデメリットではないかもしれません。

  • 責任者として自分が指示を出してバリバリ活躍したい
  • 選任されて知識やスキルを高めて頭一つ抜けたビルメンになりたい
  • 暇すぎるのは嫌だし書類作成は大好きだし人と喋りたい

こういう感想の人もわりといるでしょう。

そういう人はビルメンでバリバリ高年収を狙うことをおすすめします。

もしあなたが私のように上記のことをデメリットだと感じるような方なら、もしかすると年収を追いかけるのは辞めた方が良いかもしれません。

職場を選ぶ基準はたくさんあります。

自分が無理なく続けられること、ストレスが少ないこと。

これらが長く働くためには大切だと私は思っています。

たくさんの求人を見るためにもリクナビNEXT など複数の転職サイトに登録してバリバリチェックしていきましょう!

年収だけを求めずに自分に合う職場を探すのもおすすめです。

ビルメンが底辺職と言われる3つの理由【意外と悪くないですよ】

まとめ

いかがでしょうか?

高年収ビルメンの意外なデメリット3選をまとめてみました。

復習すると、

  1. 残業が多くなる・深夜の呼び出し
  2. 選任の責任が重い
  3. ひたすら人と話し、書類を作る

このようになります。

上記のデメリットが許容できてそれでも高年収を目指したい場合はぜひキャリアアップを目指しましょう。

年収よりもっと働きやすさの充実やストレスが無い方を重視するなら、その価値基準で自分に合う職場を探しましょう。

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