「ビルメンって低年収って聞くけど本当?年収上がる方法ってないの?」
この記事ではこのような疑問に答えます。
ビルメン(設備管理)の仕事をやりたい人は「給料は二の次。休みが多かったり激務じゃない方が良い。」という意見の方も多い印象です。
そうは言ってもやはり年収は多いに越した事はないですよね?
業界的にビルメンテナンスの仕事は薄給気味ですけど、それでも努力と工夫でなんとか収入を伸ばして行く事はできます。
- ビルメンで給料を上げるためにはどうすれば良いの?
- どれくらいの年収を狙えるの?
- 最高年収ってどのくらいなの?
この記事ではこのような疑問を持つ方に向けて現役ビルメンである私が解説します。
設備管理の業界で最高年収を目指す為の方法が気になる方はぜひ読んでみてください。
ちなみにビルメンの年収に関しての参考記事は下記にリンクを貼っておきます。
ビルメンの年収をアップさせる基本的な方法4選
結論から言いますと次の4つの方法が考えられます。
- 良い会社へ転職する
- 資格を取りまくる
- 責任者になる
- 東京へ出る
以下で上記の4つを深掘りします。
良い会社へ転職することで年収を上げる(系列系がおすすめ)
ビルメンの給料は会社が全てと言ってもいいくらいです。
給料が上がらない会社は本当に全然上がりません。
定期昇給など全然無しでボーナスは寸志だけみたいな会社も結構あります。(地方は特に。)
そういった会社で給料が上がるように努力することも大事ですけど、一番手っ取り早いのは転職することです。
給料が良い会社とはどのような会社なのか?
一般的には系列系の会社が給料が良いと言われています。
年収に関しては求人サイトを見てもある程度分かりますし、内定をもらった後の条件面談でも詳しく聞いてみたら良いと思います。
私も転職する際に色々な求人サイトを見ていましたが、やはり給料が高いのは系列の会社が多かったです。
一番良く使っていたのは、リクナビNEXT です。ビルメン案件が多かったです。
入社の前から年収面についてはしっかり確認しておいて納得した上で転職しましょう。
「もう少し年収が上がったら転職するのになあ・・・」と思った場合は会社にさり気なく交渉してみることをおすすめします。
私の知人の話ですけど、「最初に提示された年収に納得が出来なかったから、年収交渉をしたら結果的に思ったより上げてもらえた」と喜んでいました。
資格と経験があればこのような交渉もアリなようです。
経験を積んで30代40代と比較的若い方なら系列にも普通に受かる可能性はあると思います。
ある程度経験のある方でちゃんと会社を選べば初年度から年収400万を超えることも十分狙えますよ。
中には年収500万600万も届きそうな系列系の求人も見かけました。
さすがにそこまでいくと若くて経験もあり資格も持ってるハイスペックな人を求めている印象でしたが。
「じゃあどこで求人を探せばいいの?」と疑問に思う方もいますよね。
これに関しては転職なら【DODA】求人情報・転職支援会員募集というサイトがおすすめです。
私も実際に使っていましたが、ビルメン求人の数がとても多いので、高待遇の年収高めの求人も混ざっています。
そういったとこを根気良く探すか、エージェントに探してもらい、効率良く応募していくことが大切です。
※「そこまで急いではいないけど将来的に高年収ビルメンを狙いたい」という方はリクナビNEXT に登録しておくと、オファーが来たり新着求人をチェックできたりするのでおすすめです。(週に1回ざっと新着求人をチェックするだけでも効果ありです)
資格を取りまくることで年収を上げる(資格手当を狙おう)
上記に記してある転職するという方法にも関係のあることですけど、ビルメン(設備管理)の仕事において資格はとても重要です。
資格をどんどん取っていくことによって社内での自分の評価は高まりますし、資格手当がついて給料に反映されます。
月々数千円~数万円の資格手当でも長い目で見たら大きな金額になります。
そして一番大事なことは転職において資格が重要視されるということです。
ビルメンテナンス業界で転職によって待遇を上げたいなら上位資格を一つは持っておきたいところです。
ちなみにビルメン上位資格とは以下の3つの資格のことを一般的には言います。(俗に三種の神器とか言われます)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
- 電験三種
- エネルギー管理士
これらの資格を持っていると系列系の会社でも面接まで進める確率も高くなりますし、合格するにも重要な要素です。
上位資格を狙う場合は技術講座専門のJTEX などの通信講座を使うのもおすすめです。
電験が気になる人は翔泳社アカデミーの電験3種合格特別養成講座 も高評価。
通信講座は独学に比べて費用はかかりますが、疑問点を質問できたり添削してもらえたりすることがメリットです。
もちろん20代や30代前半で若いとか、理系の大学を出ているとか、経験が豊富とか他にも転職に有利な条件というのはたくさんありますから資格が全てでは無いです。
いずれにせよビルメンとして仕事をしていき給料を上げるためには資格を取っていくというのはベターな方法です。
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責任者になって年収を上げる(出世しよう)
ビルメンの現場には責任者(所長)と平ビルメンが存在しています。
当たり前ですけど責任者は給料が高くなります。
責任者になるためには有能でありかつ資格も持っている事が求められます。
上位資格のどれかを持っていないと責任者にはなれない会社もあると聞いたことがあります。
やる気があり、所長クラスになって大きな年収を稼ぎたいという方は目指してみても良いのではないでしょうか。
ビルメンをやっている人でそこまで意欲的な人は少数派だと思いますが。
個人的には責任者になることはおすすめしませんね。
私の現場の所長を見ていても思いますけど、やっぱり大変そうだしきついと思います。
ちょっと年収が上がったとしても責任者は勘弁、平ビルメンで良いやと思いますね。
他の会社で責任者をやっていたけど疲れて転職してきて、やっぱり平ビルメンが良いと言っている方も何人も知っています。
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東京へ出て年収を上げる(地方は安い)
私は地方出身なので地方のビルメンの求人も見ていましたけど、結構悲惨です。
やっぱりビルも少ないので求人も圧倒的に少ないし、何より給料がとても安いです。
休みも少ないし警備の仕事も兼ねてるような求人すらあります。
それなのに4点セットやら上位資格やら経験が必要だったりと、一体誰が受けに来るんだろうと疑問に思う求人も多々あります。
ビルメンでそれなりに稼ごうと思ったら東京へ出る事は必須です。
地方でも稀にそこそこの求人も出るのかもしれませんが競争率も高いしなかなかすんなり転職が決まるかは分かりません。
地方ビルメンについては参考記事を下記に貼っておきますので良ければ読んでみてください。
ビルメンはボーナス4ヶ月あれば優良
年収においてボーナスが何ヶ月出るかは非常に重要な要素です。
ではどれくらいがビルメンの賞与の相場なのでしょうか?
私が求人を見ている限りだと、ずばり「4ヶ月」に届いていたら優良企業です。
有名な系列系でも「3ヶ月」とか、果ては「2ヶ月」とかの会社も多いですから。
転職を考えている人は「4ヶ月」を一つの基準に探してみるのもおすすめ。
一方独立系は1~2ヶ月がやはり多い印象ですね。
賞与なし!みたいなところもあり、そのような所は年収200万円前後くらいなので、ちょっと生活が厳しくなりそうです。
私が転職活動をするのなら、「3ヶ月以上」に絞り、「4ヶ月」あればラッキーかなという感じです。
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マイナビエージェントならビルメンに限らず様々な職種を検討することができます。
エージェントならではのメリットとして、面接日程の調整をやってもらえたり、転職活動のアドバイスをもらえたりもします。
結局、ビルメンの最高年収の目安はどれくらいなの?
- 資格と経験を積んで給料の良さそうな系列系に転職して初年度400万スタート
- 何年か勤めて定期昇給して宿直勤務や残業も少しやり450万~550万へ到達
- もし責任者(所長)になれば600万~700万も見えてくる
- 地方格差(東京に比べて何割か割引)
しっかり経験を積んでコツコツと資格を取り、適正なタイミングで転職をしていったら平均年収も超える事ができるかなという印象です。
仕事内容とかを考えると結構コスパは良い仕事なのではないでしょうか。
私はそう思ってビルメンを続けています。
年収だけを追い求めるビルメンは後悔するかも?
ビルメンに来る人は前職でなんやかんやあって、様々な事情を持っている人も多いです。(新卒ビルメンは珍しい)
中には、
- お金より時間
- ゆっくり働きたい
- 激務に疲れた
という人もいるでしょう。
そういう人が、「ビルメンの給料安い!」と年収を追いかける働き方をすると、また同じ失敗をしてしまうかもしれません。
やっぱり年収高めのビルメンはそれなりに忙しいと思います。
ここら辺は注意しておきましょう!
まとめ
いかがでしょうか?
もちろんここに書いた以上に給料の良い会社もあると思いますし、独立系の会社でも良い会社はいっぱいあるでしょう。
年収の額は気にしないで仕事の楽さや休日数をとことん追求するのも立派な選択肢です。
この記事では私の経験談や知人に聞いた話、求人サイトなどを調べた結果を元にビルメンの年収について解説させていただきました。
ビルメンの年収を気にする皆さんに少しでも参考になれば嬉しいです。
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