このブログを読んでくださる人の中には転職を考えて求人を見ていたりネットで調べたりしているうちに施設警備の仕事に興味を持つ方も多いと思います。
ビルメンと施設警備、似ているようで違うこの両者の違いが分かりますか?
この記事ではビルメン(設備管理)と施設警備の仕事の違いについて解説して、どういう基準で仕事を選べば良いのかを示しています。
- 施設警備ってどんな仕事内容なの?
- ビルメンとの違いは?
- どっちを選べば良いのかな?
こんな悩みをお持ちの方はぜひ読んでみてください。
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施設警備の仕事内容について
まずビルメンの仕事内容についてですけど、他の記事でも解説しているのでそちらを参考にしてくださいね。参考リンクを載せておきます。
さて施設警備の仕事内容についてですけど、箇条書きにすると基本的に以下のようになります。
- 巡回(建物内を歩き回り不審物や異常が無いかのチェック)
- 立哨(仁王立ちで周囲を警戒して防犯の抑止力となる)
- 入出管理(建物に出入りする人のチェック)
- 案内(お客さんに聞かれたことに答えて案内する)
- 鍵の管理
- 緊急時に駆けつけて対応
私は施設警備の仕事をやったことが無いのですが、私が働いているオフィスビルには警備員さんが居てその方たちとはよく話をします。
立哨警備はやはりきつい?
話を聞いていて思うのはやはり立哨が大変そうだなということです。
基本的に立ちっぱなしなので足腰が痛くなるそうです。
僕の働くビルにも立哨警備の方がいましたが、足に湿布を貼って勤務していて、それでもフルで働いた後は足がパンパンになってきついと仰っていました。
それから極たまにですけど大声を出すクレーマーみたいな人が来ることがあり、そういった人に最初に対応するのを警備の仕事なのでそこもきつそうだと思いました。
また会社に来るお客さんともやりとりがあるので多少のコミュニケーション能力も必要になります。
他にも施設警備の仕事の特徴を上げてみます。
- 24時間勤務が基本で仮眠の時間がある
- 年収は低めで昇給は少ない
- 警備に必要な資格もたくさんありそれを取得しないといけない
- 異常がなければ暇な現場も多い
- 年配の人が多い
私の働いているオフィスビルの警備さんに聞いたり色々と調べたところ上記のような感じです。
定年後か定年間近のような年配の方がほとんどで若い人は見かけません。
給料を話の流れで聞いたことがありますが、確か年収200~250万くらいだと仰っていました。
年収に関しては最近の人手不足でもっと出してくれるところもあると思いますし、会社によっては若い人の多い会社もあるみたいなので求人をよく見て、気になる人は調べてみてください。
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必要な資格などもいくつかあるとのことでそこはビルメンと似ていますね。
施設警備とビルメンの3つの違いとは?
両者に共通するのは建物に常駐して、その建物に異常が無いように注意して、そこで過ごす人達が快適に過ごせるように対策していく仕事ということです。
施設警備とビルメンは関わることも多く、お互いにカバーしあいながら情報共有をしつつ仕事をしていきます。
設備に向き合うかどうか
ビルメンにも人との関わりやコミュニケーションはもちろんあります。
しかしビルメンは設備にも同じくらい向き合って時間をかけています。
設備の点検や異常の対応、巡回など機械相手の仕事もたくさんあります。
それに比較して施設警備の仕事の場合は設備に向き合うことは少ないです。
何か気になることがあれば設備に連絡してくれてそれで終わりです。
設備に時間をかけない分、人に時間をかける仕事だと思います。
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資格について
ビルメン(設備管理)には取得するべき資格が山のようにあります。
資格がものを言う業界であり取っても取ってもなかなか終わりがありません。
上位の資格になるとかなりの難関で、何年かかっても合格できない人もたくさんいます。
資格から解放されるのは難しいでしょう。(諦めてる人も多数居ますが。)
それに比べて施設警備の場合は必要な資格はありますが、数は多くないしそこまで難関でもないようです。
ビルメンのように資格を取れ取れとプレッシャーを感じることは少なそうに感じました。
資格に関しては参考記事のリンクを下記に貼っています。
三度の飯より資格が好きな人は設備管理業界へお越しください【天職】
年収と拘束時間について
会社によるというのはもちろんですけど、年収に関してはビルメンより施設警備の方が低めだと思います。
年配の人も多く、年金をもらうまでの繋ぎの仕事のようなところは本当に給料は安いです。
ビルメンなら資格を取って系列系などの給料の高い会社へ転職すれば世間の平均並みの給料は貰えるというステップアップもあります。
あと拘束時間に関しては施設警備は長いでしょう。
人手不足の現場なら家に帰れないというような話も聞いたことがあります。
私の働いているオフィスビルの警備さんで一番長時間働いている人は月の休みが5日とかだと聞きました。
▼参考記事▼
ビルメンと施設警備、将来性があるのは?
結論から言うと、将来性という意味ではビルメンに軍配が上がると思います。
その理由は、ビルメンなら資格を取ったり経験を積んだりしてある程度専門性を高めて年収を上げていくことが出来るからです。(とは言え薄給ですが)
業界で働いている人の年齢を見ても施設警備よりはビルメンの方が若い人が多いです。
また、求人を眺めていると比較的ビルメンの方が年収も高いし休日も多いです。
資格面でも、ビルメンは難易度の高い資格を取得出来たら転職が容易になります。
つまりツブしが効くのです。
このように考えると私はビルメンの方を推します。(私がビルメンだからというのもありますが(笑))
では施設警備に向いている人というのはどんな人なのでしょうか?
それを次で説明します。
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施設警備とビルメンの選び方|それぞれに向いている人
基本的には両者の仕事の特徴を理解して自分の好きな方を選べば良いでしょう。
ちなみにビルメンから施設警備へ転向したり、施設警備からビルメンに転向する人も結構います。
片方の知識や経験があるともう片方に行っても重宝されるので最終的に好きな方に行けば良いのです。
一応こんな人はこっちを選ぶべきだということで下記に箇条書きにしてみました。
施設警備を選ぶべきはこんな人
- 資格の勉強をあまりしたくない人
- 立哨(立ちっぱなし)が苦にならない人
- 年配で年金の繋ぎのためにそこそこ稼ぎたい人
- 機械よりは人と向き合いたい人
ビルメンを選ぶべきはこんな人
- 資格をどんどん取ってステップアップしたい人
- 機械や設備に興味がある人
- 若い人
- 施設警備よりは高い年収を求める人
まずは自分が興味を持った方に行ってみましょう。
多分同じ職場に設備の人も警備の人もいるはずなので、どちらの話も聞いてみて、最終的に決めていけば問題なしです。
ビルメンや施設警備の仕事を探すならリクナビNEXT やdoda などの転職サイトを積極的に活用していきましょう。登録は無料でできますよ。
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメン(設備管理)と施設警備について解説してみました。
個人的には資格をどんどん取りたいし設備にも興味があるので私はビルメンを続けます。
建物の中で働く似たような仕事ですけど、施設警備にもビルメンにもそれぞれメリットデメリットがあります。
自分がどういう仕事がしたいか、どのような生き方がしたいかをよく考えて「これだ!」と思った方を選択すると良いと思います。
この記事が皆さんの選択のヒントになると嬉しいです。
それでは良いビルメンライフを!!
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