「ビルメンは底辺職って聞いたけど?」
こんな風に思っている人はいませんか?
確かにビルメンをしていると、そういう風に思われてる節は感じます。
ネットでも言われているし、実際に知り合いから聞かれたこともあります。
そこでこの記事では、ビルメンが底辺職と言われる3つの理由とその実態を解説します。
結論としては、「ビルメンはそんなに悪くないよ」と私は思っているので、その理由も解説できたらと思います。
ビルメンについての世間のイメージについて知りたい人はぜひご覧ください。
ビルメン(設備管理)が底辺職と言われる3つのポイント
早速ビルメンが底辺職と言われる3つの理由を結論から言います。
- 仕事内容が底辺っぽい
- ビルメンの給料が安いから底辺と言われる
- 働いてる人の中の(一部)の人の印象から
それでは各項目を深堀りしていきます。
仕事内容が底辺っぽいから
ビルメンの仕事内容は専門性がありません。
40代や50代から新しく始めて、経験が浅い人でも普通に勤まるくらいで、言葉は悪いですけど誰にでも出来るような仕事がほとんどです。
もちろん中には専門的な知識や技術を使って高いレベルの仕事をしているビルメンもいるかもしれませんがそれは極一部です。
仕事内容を具体的に言うと、
- 検針(ビルを巡回してメーターの数字を記録する)
- 球替え(切れた蛍光灯を交換する)
- 点検(設備の簡単な点検をする)
- 立会い(専門業者の作業に立ち会う)
- トイレの詰まり直し
このような仕事が多いです。
このような仕事内容だから、ビルメンを見た人はいわゆる底辺職だと考えることもあるみたいです。
ビルの中のテナントの人から「あの人ウロウロしてるの見かけるけど何してる人なんだろう」と思われるかもしれません(笑)
仕事内容についての詳しい記事は下記のリンクからどうぞ。
【独立系編】設備管理会社の基礎的な仕事内容を紹介【ビルメン】
ビルメンは給料が安いから
ビルメンが底辺職と言われる理由に給料が安いからというのがあります。
一般的に言ってビルメンの給料は安いです。
駆け出しの未経験ビルメンなら年収300万円行けばかなり良い方でしょう。
会社によっては200~250万円くらいの年収になることも普通です。
経験を積んで資格を順調に取っていけば、400万、500万とそれなりに高い給料をもらえるようにはなりますが、やはり最初はとても安いのです。
このように給料の安さが理由でビルメン底辺職だと見る人も一定数いると思います。
年収は仕事をする上で大事な指標であり、判断材料になります。
「ビルメンで高給がほしい!」という人はよく考えた方が良いかもしれません。
ビルメンの魅力はもっと他のところにあります。
給料に関しては参考記事を以下に貼っておきます。
【厳選】ビルメンで最高年収を目指す4つの方法【年収500万】
働いてる人の質
どんな仕事でもそうですけど、色々な人がいます。
ビルメンでも同じです。
ビルメンに新卒で入る人は少なくて、多くの人が他の仕事を辞めて最終的にビルメンに流れてくるような感じです。
ですから他の仕事に比べて、アクが強いとか個性的とかそういう人も多いのです。
- サボり魔
- 超適当な仕事
- 挨拶をしない
- 仕事を人に押し付ける
「この人他の業界だと絶対やっていけないだろうなあ」と思うような人も存在しています。
このように一部の人が悪目立ちすることによって、ビルメンは底辺職というイメージが出来たのかもしれません。
このような人もいれば反対にすごく優秀な人もたくさんいます。
- 率先的に動く人
- 人の事を考えて行動する人
- 勉強熱心で設備の知識がすごい人
- 高難易度の資格をどんどん取得する人
このような優秀な人が同じ現場にいればラッキーです。
職場で空回りする意識高い系ビルメンの特徴3選【バランスが大事】
実はビルメンは底辺職ではない5つの理由
私はビルメンという仕事は案外悪くないと思っています。
底辺職では無くて、そこそこ良い仕事じゃないかと気に入っています。
その理由としては、
- きちんと会社を選べば年収400~500万以上は狙える
- 休みが多い
- 資格や経験を得れば転職やキャリアアップが容易
- 肉体的疲労が少ない
- 系列系の会社だと社名のウケも良い
このような理由からです。
正直ビルメンより給料が安かったり休みが少なかったりして、激務な仕事なんていくらでもあります。
きつい労働でそれに見合う報酬の無い仕事もたくさんあります。
それに比べてビルメンという仕事は、労働時間・仕事の負荷・勉強などの面で総合的に考えると、わりとコスパの良い職業だと考えます。
底辺職と言われるほど酷い仕事では無いよということを私はこの記事で伝えたいです。
年収400~500万も狙える
いきなり未経験から年収400万超えはきついかもしれないですけど、ちゃんと資格を取って数年くらい実務経験を積んだら400万くらいには届きます。
他の底辺職だといくら働いても年収300万円台みたいな職種もあるので、それに比べたら良いかなと思います。
リクナビNEXT などの転職サイトを週に1回眺めていたら、年収400超える求人もすぐ見つかりますよ!
休みが多い
極端な人手不足でなければ、基本シフト通りに休めるので残業なども少ないと思います。
明け休みも加味すれば年間休日200日くらいの感覚になり、そこら辺のブラック企業に比べたら自由な時間は確実に増えるでしょう。
ビルメンは長時間労働とは無縁の職種なのです。
キャリアアップも可能
ビルメン業界はドロップアウトした人も多いので、それなりに真面目に取り組めば早い人なら2~3年で副責任者や責任者になったりします。
責任者の経験があったり難関資格を取ればより上位の会社へキャリアアップする道も見えてきます。
所長を目指したり、楽な現場を目指したり、より上位の会社を目指したり。
意外とキャリアアップにも明るいのがこの仕事の醍醐味です。
身体的負担が少ない
巡回(散歩(笑))をしたり、パソコンの前に座ってカタカタ報告書を打ち込んだりして、意外と健康的で身体的負担が少ない働き方のところもあります。
40代50代からでも始められて、定年後活躍している人も多い業界なので、負担少なめで長く働くことが可能でしょう。
気分転換に散歩気分で仕事をすると精神的にも良いですよ・・・
系列系の会社だと世間ウケも良い
大企業の系列系のビルメン会社だと、名前を聞いたら「◯◯会社のグループ会社ですか?」とすぐ分かってくれる時もあります。
分かりやすくて良いですよね。
不動産系列ビルメンランキング!|給料は?どんな会社があるの?
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【注意】ビルメンはプライドが高い人は向いてない【底辺と言われたくない】
世間のイメージ的にはビルメンというのは何をしてるのかよく分からない人かもしれません。
給料が安いというイメージやクセのある人が多いイメージもあるでしょう。
そういったマイナスイメージもあるので、自分の仕事をそういう風に見られるのは嫌だと言う人にはおすすめしません。
- 仕事には社会的ステータスを求めたい
- 尊敬されたい
- 認められたい
もしこういった気持ちがあるのなら、ビルメンになったら不幸になってしまう可能性があります。
私は世間のイメージなどあまり気にしないで、そこそこの給料をもらって、しっかり休んで、そこまで疲れない仕事なら満足なので、「このままビルメンで良いかな」と思っています。
大卒ビルメンは底辺職?
私も大卒ですし、意外とビルメン業界には他の業界からドロップアウトした大卒組が多いのであまり気になりません。
自分の気持の持ちようだと思うので、気になる人は気になるのかなと。
個人的には大卒でホワイトカラーや新卒で就職した会社にこだわって、薄給激務で消耗するくらいならビルメンになる方がマシだと思ったので、この業界に来ました。
ビルメンに実際なってみると大卒の人も多いので、「なんだ、仲間が多いな(笑)」と結構居心地が良かったりします(笑)
特に上位系列系のビルメン会社だと理系の大学から新卒で来る人もいるので、あまり気にしない方が良いかと。
▼大卒ビルメンについてはこちらの記事をどうぞ▼
「底辺の仕事ランキング」にビルメンは入ってる?
2022年6月、ネット上に掲載された「底辺の仕事ランキング」という記事が炎上しました。
話題になったので覚えている人もいるかもしれません。
12の職種を底辺職として紹介するという内容でしたが、果たしてビルメンは入っていたのか?
結論、ビルメンや設備管理という言葉は出てこなかったのですが、「警備業」という言葉は紹介されていました。
ビルメンが入るとしたら警備業というククリになるかと思います。
ここまで説明したように底辺職と言われがちなビルメンですが、良いポイントも多いのです。
底辺の仕事ランキングに入ってようと入ってなかろうと、やるならば自信と誇りを持ってやっていきたいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンは底辺職だという世間の声もありますが、考え方次第です。
復習すると、
- 仕事内容が底辺っぽい
- 給料が安い
- 働いている人の質
このような理由でビルメン(設備管理)の仕事は底辺職だと思われています。
しかしこの記事で挙げたようなビルメンのメリットはたくさんあります。
実際にビルメンになってみると意外と満足して、他の仕事はやってられないという人も結構います。
何事もやってみないと分からないので、もし興味があれば一度挑戦してみてはどうでしょうか。
それでは良いビルメンライフを!
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