電験三種を取れば設備管理業界で転職無双できる!?理由を解説

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ビルメン(資格)

「せっかくビルメンをやるなら電験三種まで挑戦したい」

「実際に電験三種を取ってそんなに変わるもん?」

このような疑問を持つ人はいませんか?

ご存知の通り、電験三種とは設備管理(ビルメン)業界最難関クラスの資格で俗に「三種の神器」の一つとも言われています。

ビルメンの資格において、最終到達点をこの資格と考えている人も多いでしょう。

この記事では、

  • 電験三種とはどんな資格か?
  • 本当に電験三種で転職無双できるのか?
  • 転職無双が可能な理由とは?

これらのことを解説しています。

現在ビルメンの人、ビルメンに興味を持っている人、電験三種に興味のある人など、

ぜひ読んでみてください!

【難易度・合格率・勉強時間】電験三種ってどんな資格?

電験三種とは「第三種電気主任技術者」の略称です。

この資格を持っていると、高圧電気設備の保守・監督の仕事が出来ます。

ホテルや商業施設、病院や工場などの大規模な建物は高圧で受電する設備があるので、その設備が安全に稼動できるように保安していく仕事となります。

電験には一種・二種・三種と3つの種類があり、この記事で紹介する三種でも合格率は数%の難関資格となります。

ちなみに二種・一種は5%以下となっているので、マジで難関で、ビルメンで持っている人はほとんど居ないでしょう。

電験三種があると電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の保守管理が可能です

ほとんどの建物が上記の範囲に該当するので、電験三種があればだいたいはカバーできます。

それ以上になると発電所とか大規模プラントとかそういった一部の場所になります。

電験三種の仕事は資格を持っている人しか出来ません。

こういった資格を「業務独占資格」と良い、資格持ちの人しか参入できないので、価値があります。

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プラント設備管理の仕事内容とは?【ビルメンとの違いを比較】

合格率・難易度について

合格率は以下の表のようになります。

2015年7.7%
2016年8.6%
2017年8.1%
2018年9.1%
2019年9.3%
2020年9.8%
2021年11.5%

ちなみに2019年の受験者数は約4.1万人で、根強い人気が伺えます。

電験三種は「理論・電力・機械・法規」の4つの科目があり、科目合格制を取っているので、3年で4科目合格すればOKです。

合格率を見てもらえれば分かるように10%以下の非常に難易度の高い試験です。

一夜漬けどころか1ヶ月や2ヶ月程度の学習では歯が立たないでしょう。

本気で1~2年で合格しようと思ったら1年間勉強を続けるくらいの覚悟が必要な資格です。

多くの人が仕事をしながら勉強して受験することになると思うので、とても大変です。

科目合格制なので、1,2科目受かって、「あと少し・・・!」と思ってもなかなか合格できずにズルズルと沼にハマっていく「電験スパイラル」という現象もあるので注意が必要。

年2回受験が可能になります

【朗報】2022年から電験三種の試験が年2回への記事を参照してほしいのですが、年2回の受験が可能となり格段に合格しやすくなりました。

勉強時間について

  • 文系か理系か
  • 電気科出身か
  • 数学と物理をやったことがあるか
  • 電気系の仕事をしてきたか

これらによって必要な勉強時間は全然違います。

一例として、

  • 高2くらいまでの基礎的な数学は知っている
  • 電工2種の電気知識はある

これくらいの前提とすると、約1000時間くらいは見ておいた方が良いかなと思います。

中学や高校の数学からやり直すとしたらさらに時間はかかるでしょう。

また、いきなり電験を受けるのではなくて、電工2種や電工1種の筆記試験の勉強をしてからステップアップとして受験することをおすすめします。

いつも思うのですが、電工2種から電験までの難易度の差が開きすぎですよね(笑)

間にもう少し何か良い資格があれば良いのですが。

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【4点】ビルメンに必要な各資格の勉強時間の合計をまとめてみた【神器】

独立開業も可能

電験を取得して経験を積むと「電気管理技術者」として独立開業をすることも可能です。

(※色々と条件や手続きがあり、面倒で難しいです)

独立のメリット

  • 自由に働ける(スケジュールを自分で決めやすい)
  • 上手く仕事を取って効率良く働けば会社以上の収入も可能

独立のデメリット

  • 営業力やコネがないと仕事が取れない
  • 全て自分の責任になり、会社は守ってくれない
  • 孤独を感じる

独立開業して自分のペースで仕事をしている人もいますが、やはり営業力とスキルは必須なので、自信が相当ある人以外は会社員をやっている方が良いと思います。

ビルメン、電験持ちの立ち位置は無双状態!?

結論から言うと、電験三種まで取得していると設備管理(ビルメン)業界で転職に困ることはないでしょう。

人手不足な現代社会において、人が来なくて困っている会社はビルメン業界でもいくらでもあります。

ビルメン業界は全体的に給料が安めなので、こういった状況ではもっと給料の高い別業界へ行ってしまう人も多いでしょう。

そのため「経験」「資格」を持った人が全然採用出来ないと嘆いているところも多いです。

だからこそ「4点セット」や「ビル管」の資格を持っている人でも引く手あまたなのです。

ましてや電験三種所持者ともなるとその威力は絶大です。

実際に求人を見てみると、

「電験三種、優遇!」

「電験三種所持者の方、給料はご相談ください!」

みたいな記載は結構見かけます。

私が働いている会社でも、一番多いのが4点セット所持者です。

次に多いのが4点+ビル管の人。

電験三種持ちはほとんど受けにすら来ません。

仮に転職なら【DODA】求人情報・転職支援会員募集などの転職サイトに電験所持者として登録すると、スカウト求人が山程来ますよ(笑)

こちらのサイトは電験を持っていなくてもビルメン求人自体が多いのでこの機会に使ってみましょう。

電験三種持ちのビルメン業界での年収の目安

ビルメン業界で電験持ちの人はどれくらいの年収をもらっているのでしょうか?

正確なデータがあるわけではないので、感想値になりますが、

多くの人が年収400万オーバーは実現可能だと思います。

電験三種を取得して、それなりの系列系のビルメンテナンス会社へ転職すると初年度から400万円近くもらえることも十分可能です。

その後、昇給したり管理職になったりして年収をじわじわ上げていくと500万は普通に見えてくるでしょう。

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【比較】系列系ビルメンと独立系ビルメンの違いを知ろう!【解説】

【厳選】ビルメンで最高年収を目指す4つの方法【年収500万】

ビルメンの給料はなぜ安いのか?【目指せ平均年収】

電験を取ったら資格手当はどれくらい?

資格手当については詳しい記事を下に貼っておきます。

目安としては、

取得の「一時祝い金」として、10~20万円。

毎月の「資格手当」として、5000~10000円。

「選任手当」として、1~2万円

これくらいになるでしょう。

知っておきたいビルメンの資格手当一覧!【相場はどれくらい?】

実務経験があまり無いけど大丈夫?

例えば保安協会とかを受ける場合だと実務経験が基本的に必要です。

4年ほど経験がある人じゃないと面接にすらたどり着けないようになっています。

(最近はよっぽど人手不足なのか、未経験可の求人も見かけるようになりましたが・・・)

しかしビルメンの場合はそこまで実務経験が求められることがありません。

保安協会とか工場保全とかの仕事に比べてペーパー電験でも大丈夫な割合が多いのがビルメンという仕事です。

それは何故なのかと言うと、「資格を持っているだけで価値があるから」です。

保安協会とかは資格を持っていることが当たり前で、その上で実務がどれくらい出来ますかという世界です。

反対にビルメンの場合は「持っている」こと自体がその人の評価を上げる要因になるし、会社としても「電験持ち」の人材を抱えているということが強みになります。

もし実務もバリバリ出来るという人がビルメンになれば、もはや無敵でしょう。

▼参考になる記事▼

電験三種を取得したらビルメンと保安協会どっちを選ぶか?【転職】

電験、ビル管を取ったら「選任」された方が良い?デメリットは?

なぜ電気主任技術者があるとここまで転職に有利なのか?

一言で言うと、「希少価値が高すぎるから」です。

試験は非常に難しい、途中で挫折する人多数、そもそもビル管で止めて挑戦しない人が大部分。

こんな資格なので、電験持ちの人が面接に来ることはなかなかありません。

最上位の系列系会社とかは分かりませんが、私の働く会社でも電験持ちは非常に少ないです。

多くの人が「資格はビル管まで!」というような感じです。

(そのビル管にもわりと落ちています)

電験持ちは企業から、

  • 電気について相当知識を持っている
  • 長期間の勉強を粘り強くやり抜く力がある
  • 他の難関資格(エネルギー管理士など)も取ってくれそう
  • 向上心がある

こういったことを評価され、転職市場において一目おかれるのです。

電気主任技術者の業界も人手不足か

求人を見ていると保安協会などの電気主任技術者の求人もわりと多いです。

しかもここ最近未経験可の求人も増えてきた印象。

以前は数年経験のある人を対象にしたものが多かったと思いますけど、徐々に変わってきているのかもしれません。

理由は単純に人手不足が進行して高齢化していたベテランの電気主任技術者たちも引退しているからでしょう。

それに加えて電気主任技術者の仕事が意外とハードできついというのもあると思います。

とある調査では将来数千人単位で電験有資格者が足りなくなるとの試算もあります。

まだまだ電気主任技術者が足りていないのです!

まとめ

いかがでしょうか?

ビルメン三種の神器の一つ、電験についての記事でした。

復習すると、

  • 電験は合格率7~8%の難関資格で「業務独占資格」
  • 人によるが勉強時間は1000時間くらいが目安
  • 独立開業も可能だがあまりおすすめしない
  • 電験持ちは設備管理業界で転職無双が可能
  • 年収は400万オーバーは狙いたい
  • ビルメンに限っては実務経験なしのペーパー電験持ちでも採用の確率は高い
  • 電験一つあるだけで企業からの見方が全然違う

電験を取ると「食うのに困らない」状態にかなり近付きます。

渡り鳥のようにビルメン会社を転々とすることも可能でしょう。

非常に難しいですが挑戦する価値は絶対にある資格ですので、「我こそは!」という方はチャレンジしてみてはどうでしょうか?

それでは良いビルメンライフを!

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↓電験三種の通信講座↓

通信講座はお金がかかりますが、その分テキストが充実していたり気軽に質問できると言ったメリットもあります。

資格を取って高待遇の転職を成功させたり資格手当をもらうことを考えると通信講座の代金も回収できますよね。

独学に限界を感じている人は一度資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか?