今勤めいている会社を早期退職して、第二の人生としてビルメンテナンス業界を考えています。50代ならではの気を付ける事はありますか?
このような疑問を持っている方はいませんか?
50代からでも新しい仕事を意欲的に始める姿勢は素晴らしいと思います。
私の勤める系列系ビルメン会社にも50代未経験から入ってくる人がたまにいますが、皆さん勉強熱心で積極的な仕事ぶりなので自分も負けてられないと刺激を受けます。
さてこの記事では50代未経験の状態から新しくビルメンの仕事を始める人が注意しておくべきこと3選を発表します。
「そもそも50代からビル管理の仕事って出来るの?」
という疑問もあるかもしれませんが、
結論から言うと、イエスです!
50代のビルメン雇用事情に興味がある人は役に立つ記事だと思うので、ぜひ最後までご覧ください!
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50代未経験から設備管理の仕事をする場合に注意する3つの事
私が思う50代未経験から設備管理の仕事をする場合の注意点は以下の3つです。
- 職業訓練・ビルメン4点セット・職歴のどれかは必要
- 正社員にこだわらない(契約社員の渡り鳥もOK)
- 中位~上位系列系は諦めた方が良い場合も
それでは各項目を深堀りしていきます。
【その1】職業訓練・ビルメン4点セット・職歴のどれかは必要
20代~30代前半くらいまでなら本当に無資格・未経験でもビルメンを始めることは可能です。
面接でも人柄や意欲だけで採用されるでしょう。
しかし50代未経験からとなるとそうもいかなくなってきます。
何かしら採用の決め手になるような武器が一つは必要だと思うのです。
その武器というのが職業訓練・資格・職歴ということです。
闇雲に上記の武器も準備しないまま応募を繰り返すよりも、急がば回れでしっかり準備をした上で応募していくことをおすすめします。
個人的に王道だと思うのはやはり、
職業訓練→資格取得→応募
のルートです。
職業訓練のボリュームゾーンは30~50代ですし、ビルメン資格を受けに行くとそこら辺の年代の人が過半数を占めている印象です。
以上のような流れを意識すると50代からでもスムーズに設備管理の仕事に就けるはずです。
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ビルメン4点セットを解説!|【難易度と取得する順番について】
【その2】正社員にこだわらない(契約社員を渡り鳥するのもアリ)
50代で初めてビルメンを目指す場合は正社員にこだわるのは辞めた方が良いかもしれないです。
というのも、20~30代ならまだしも50代からいきなり正社員というのは厳しい場合も多いのです。(さすがに)
もちろん50代からいきなり正社員が絶対に無理というわけではありませんが、極端に条件の悪い求人だったり、ビルメンの中では非常に激務な求人の場合もありえます。
正社員にこだわって、そういった求人に行ってしまうよりも、例え契約社員でも優良な条件の求人に応募する方が良いのではないでしょうか?
最近は同一労働同一賃金ということで契約社員でもボーナスを貰えるところも多いでしょう。
ビルメンの仕事は正社員だろうと契約社員だろうと同じような仕事をしている場合も多いです。
最初は契約社員として経験を積み、後から正社員に転職するというルートもあるのです。(そっちの方が現実的だと思います)
また、若ければ正社員で経験を積み、ビルメンとしてステップアップしてビルマネや所長も目指すのも良いかもしれません。
しかし50代からのビルメン生活ではそのような考えは捨てて、
「契約社員で渡り鳥ビルメンをする」
というのもおすすめします。
渡り鳥ビルメンとは、【渡り鳥】ビルメンは転職回数が多くても大丈夫なとっておきの理由の記事で説明しているように多くの現場を転々としているビルメンの総称です。
50代からということで、ある程度割り切って、ワークライフバランスを重視して自分の働きやすい環境を探すことを最優先する考え方です。
このような働き方の場合は(主に)給料面で妥協が必要かもしれませんが、一つの選択肢としてはアリだと思います。
ちなみに渡り鳥をするには転職サイトの有効活用は必須。最低でもリクナビNEXT には登録しておきたいところです。ハロワの求人も良いですが、割合的にリクナビなどの転職サイトの方が優良求人が多い気がします。(系列系の求人も多いです!)
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【その3】中位~上位系列系は諦めた方が良いかも
ビルメンの会社には、
- 独立系ビルメン
- 系列系ビルメン
- 自社ビル系ビルメン
と種類があります。
系列系ビルメンの中には下位~上位のような区分があり、上位系列系ビルメンというとビルメン会社の中では比較的年収や福利厚生の良い会社が多いです。
出来るだけ高い年収を求めるビルメンは資格を取って、より上位のビルメン会社へ転職していく人もいます。
そして、この上位系列系の会社などは応募の条件として年齢制限を課していたり、転職回数の制限があるところもあります。(例:35歳以下、転職回数2回以内など)
50歳未経験からとなるとさすがにこのレベルの会社は諦めた方が良いかもしれません。
まあ最近は人手不足ということで40~50代でもこのような上位の会社へ行ける機会も増えているようですが。
もちろん50歳からでも優秀な人はこういう会社にも行けるでしょうが、それも一握りです。
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ビルメン会社はどんな50代を採用したいか?
会社によって色々な求める条件は違うと思いますが、大きくは次のような人が求められている気がします。
- 50代からでも向上心を持って勉強を継続できる人
- 年齢が離れている人とも幅広くコミュニケーション取れる人
- これまでの職場の事はひとまず置いておいて素直に今の職場に馴染める人
せっかく採用しても年齢を言い訳にして全然勉強しない人とか、年下の先輩に威圧的とか、今までの職場で自分がいかに凄かったのか自慢を続ける人などは敬遠されます。
新しくビルメンを始めるなら上記の事を意識して、面接でもアピールしていくと良いでしょう。
例えばリクナビNEXT の具体的な求人を見ると、どんな人に来て欲しいかハッキリ書いていることが多いです。そこを意識して面接に望むと通過率も高まるのではないでしょうか。
「こんな人が求められているんだ。ならこんな雰囲気で面接をしてアピールしてみよう。」とカメレオンのように自分を変えていくのも一つの手ですよね。
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設備業界の人手不足で今後は50代にもさらにチャンスが広がっていく
いつも言っていますが、【助けて!】ビルメン業界の人手不足の理由【いつまで続く?】の記事の通りビルメン業界の人手不足は深刻です。
それが意味するところは、今後は50代60代にもますますチャンスが広がっていくということです。
「人生100年」の時代に50歳というとまだまだ折り返し地点です。
これからいくらでも伸びる可能性はありますし、仮に75歳まで働くとしても実に25年もの長期間になるのです。
正社員にもなりやすくなるでしょうし、現場を辞めても次の職場も見つけやすくなるでしょう。
この波に乗って、ビル管あたりの上位資格と3~5年くらいの経験を手に入れたらもう仕事に困ることはありません。
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ビルメンは50代でリストラされない?
世間的には働かないおじさんと言われる高給取りのおじさんが40~50代になると定年を迎える前にリストラなんてニュースもよく聞きます。
ビルメンも同じように50代以降リストラの対象になるのではないかと戦々恐々と心配している人もいるかもしれません。
こちらに関しては僕の見解ですがそこまで心配することはないのではないかと思います。
だって50~60代からスタートするのが当たり前の仕事なんですよ?
だからこそ給料が安いなどのデメリットがあるわけですが、その代わり50~60代で再就職する人たちの雇用の受け皿となっている職種がビルメンなわけです。
もちろん不景気の折にはビルメンとは言え人員削減はあるかもしれません。
でもそれは他の業界に比べたら最後の砦となるくらい遅いはずだし、ちょっとやそっとじゃリストラにはならないと思います。
そもそも普段から結構ぎりぎりの人数でやっている現場が多いはずなので、リストラする余裕がありませんよ笑
ビルメン業界に「高給取りの働かないおじさん」なんてほとんど居ないですからね。
だって高給取りがまず居ないのですから。。
つまり何が言いたいのかと言うとそこまでリストラを心配する必要はありませんし、たとえリストラされても資格や経験があればすぐにビルメンなら再就職できます!
50代におすすめのビルメン求人の探し方
50代からビルメンの仕事を探す場合のオススメの方法は以下になります。
- 職業訓練から斡旋してもらう
- ハローワークの求人から探す
- それまでの人脈を使って人づてに探す
- 新聞の折込求人などのローカル求人を見る
- 転職サイトを使う
- 転職エージェントを使う
これらを複合的に使って探していくことをおすすめします。
一つだけの方法にこだわっていると、他の媒体で優良求人が出た時に見逃してしまうかもしれませんから。
そして、上記の6個の方法の中から特に重要なのは、やはり「転職サイト&エージェント」を利用することです。
多くのビルメン求人に出会おうと思ったらこれらのサイトを活用することは必須と言えるでしょう。(ちゃんと広告費を出してしっかり募集して、新人を育てる気がある会社を選びたい人は特にです。)
参考までにビルメン求人が多く載っている、登録しておくと吉なサイトを下記にまとめました。
いずれのサイトも登録は5分強で終わります。
ぜひこれらのサイトを活用して50代からのビルメンチャレンジを頑張ってください!
応援しています!
まとめ
いかがでしょうか?
50代未経験からビルメンになる時に気を付けること3選をお伝えしました。
復習すると、
- 職業訓練・ビルメン4点セット・職歴のどれかは必要
- 正社員にこだわらない(契約社員の渡り鳥でも良い)
- 中位~上位系列系は厳しい
以上のようになります。
今後はビルメン業界にもますます50~60代の方の参入が増えてくると個人的には予想しています。
それだけではなく女性や外国人も少しずつ増えてくるはずです。
そのような初心者の方に向けて役に立つ情報をこれからも発信していきますので、良ければブックマークしてもらえると嬉しいです。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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