今度初めてビルメンの面接を受けに行きます。どんな事を聞かれるのか不安です。何か注意点はありますか?
こんな疑問を持っている方に向けて書いています。
ビルメン業界は人手不足で中途採用も活発、未経験からでも目指すことが可能な仕事です。
しかしあまりにも面接が酷いとさすがに落ちてしまいます。
事前にどんな質問が来るのか予想して対策を立てて挑むことで、無駄に不採用を重ねることを避け、行きたい会社に行ける確率が高まるでしょう。
【ビルメン面接対策の初歩】スーツを着て身だしなみを整えよう
面接対策の前に初歩的な事から注意しましょう。
それは何かというとスーツと身だしなみです。
言うまでもないですが、ビルメンの面接でもスーツ一択です!
ホコリがついていたりヨレヨレになっていたら印象が悪いので最低限メンテナンスしておきましょう。
他にも、髪がボサボサになっていないかとかヒゲとか姿勢とか気を付けるべきところは結構あります。
そういった身だしなみで損をしてしまってはもったいないので、まずはここから意識していきましょう。
受け答えで何を言うかばっかりに気を取られて、意外とこの辺が疎かになっている人がたまにいるので注意。
ビルメン面接でよく聞かれる質問例とNG回答
ビルメンの面接ではオーソドックスな質問が多いです。
人手不足な業界ですし、基本的な質問に普通に答えていたらまず大丈夫だと思います。
変化球な質問や無駄に意識の高い質問などはあまり来ないので、そこは心配ありませんよ。
前職を辞めた理由
新卒でビルメンに来る人は少ないので、たいていの場合は前職がある人が多いです。
前職を辞めた経験がある人だと、辞めた理由はほぼほぼ聞かれるので考えておいた方が良いです。
個人的には正直に話して、これからどうしたいか等の前向きな回答に繋げるのが良いと思います。
しかし正直に話しすぎて前の会社の悪口大会みたいになってしまうと印象が悪いので、そこだけ注意しましょう。
- 正直に言い過ぎる
- 前職の悪口大会
なぜビルメンなのか?(志望動機)
他の仕事でも同じですけど、ビルメンの場合もやはり志望動機は聞かれることが多いです。
ビルメンを選んだ理由、なぜビルメンじゃないとダメなのか、ビルメンになってどんな風に働きたいか等一度考えておきましょう。
「ネットで見て楽そうだったからです!」はもちろんNGです(笑)
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
- 「ネットで見て楽そうだったから」と言う
- 志望動機を考えてきてない
自分のこれまでの経験がどのようにビルメンに活かせるのか?
ビルメンの前職は様々です。
営業、販売、介護、ITなど多様な人たちがやってきます。
「前職の経験のどのような部分をビルメンに活かせるか?」という事はよく聞かれるので、対策しておきましょう。
例えば営業をやっていた人なら、コミュニケーション能力をアピールして、オーナーや同僚、テナントなどと良好な関係を築けるというような事を言ってみるのもおすすめです。
多少こじつけでも良いので、強引にでも強みをアピールしておきましょう。
- 自分の経験がどのようにビルメンに役立つのか説明できない
- ビルメンの仕事がどんなものか理解していない
給料はどれくらいが希望か?
ビルメンは給料が安いので、それが理由で離職する人もたまに居ます。
だから最初に給料の希望を聞いておいて、お互いに納得した上で就業するのが望ましいです。
会社としても出せる給料には上限があるので、面接の時と内定後の条件提示の時にすり合わせをします。
だいたいの相場を知っておいて、それを答えたら問題ないでしょう。
未経験者がいきなり「手取り30万希望です!」なんて言ったら落ちるでしょう(笑)
▼年収・給料についてはこちらの記事を参照▼
- 相場とかけ離れた希望給料を伝える
- 自分の実力でどれくらいもらえるのかを把握できていない
夜勤・宿直があるけど大丈夫か?
ビルメンの仕事は宿直・夜勤がつきものです。
これらをやっていく覚悟があるのかどうかと言った事を聞かれます。
特にそれまでにこういった夜勤系の仕事をしたことが無い人だと心配されたりします。
それまで夜勤系の仕事をしたことが無くても、「大丈夫です!」と元気に言っておけば問題なしです。
もしもアルバイトとかでも良いので、深夜に働いた経験があるのなら、それはしっかりアピールしておきましょう!
- 夜勤・宿直はやりたくないと答える
- 自信なさげに「やってみないと分からない」と答える
資格取得の意欲はあるか?
ビルメンは資格からは逃れることが出来ません。
資格取得に意欲的な人はめちゃくちゃ評価されます。(もちろん資格だけではダメですが)
入社して、仕事が大変なのは分かりますが、それでも継続して資格を取っていけそうな人を会社は欲しています。
その意欲が見られるかどうかを面接で確認しているのです。
- 今こんな資格の勉強をしている
- 今後取りたい資格はこれだ
- 仕事しながらでも勉強したい
こんな感じで答えていきましょう。
「まずは4点セットを取得して、その後三種の神器を取りたいです!」というのが王道です。
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
- 次に取りたい資格が答えられない
- 仕事が忙しいと言って勉強しない
長く働けるか?
「こいつは長く働いてくれそうか?」
こういったところも面接官は見ています。
- 腰掛けじゃないのか?
- 給料が安いと言ってすぐ辞めないのか?
- 経験を積んですぐ転職するつもりじゃないのか?
こういう風に思われないように受け答えしていきましょう。
- 会社を踏み台だと言ってしまう
- 資格を取ったらすぐに転職してしまいそうな空気を出す
転勤は可能か?
ビルメン会社の中には転勤のあるところもあります。
たいていは求人に転勤の有無は書いてあると思いますが、面接の時に確認のため話してみることをおすすめします。
中には求人には転勤なしと書いていたのに、面接で聞くと実は転勤があるといったケースもあるようです。
面接の時に転勤の話がでることも想定して、事前に答えを考えておきましょう。
転勤に関しては結構大きな問題なので、自分の希望を正直に話すのが良いと思います。
最近だと、勤務地を限定した求人もありますし、転勤が嫌だからと言って即不合格という事も少ないでしょう。
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
- 面接時に転勤について確認しない
- 後から転勤は嫌だと言い張ってトラブルになる
汚い仕事もあるけど理解してるのか?
ビルメンの仕事にはトイレ詰まりを直したり、汚水槽を点検したりなど汚い仕事もあります。
そういった仕事があることをちゃんと理解した上で来ているのかの確認です。
「ちゃんと理解しています、大丈夫です!」と元気に答えたらOKです。
「いやーそれはちょっと・・・」みたいな反応はダメですよ(笑)
- 汚い仕事もある事を知らない
- 汚い仕事は嫌だと言ってしまう
幅広い年齢の人とコミュニケーション取れるか?
ビルメンは20代から70代くらいまで幅広い人が働いています。
年下から年上まで広くコミュニケーションが出来る人だと有り難いわけです。
ですから会社としても面接の時にそこを聞いてきます。
これまでの学校や仕事や趣味の集まりなどで、幅広い人と関わってきた経験を話せると良いでしょう。
「ビルメンになって機械だけを相手して生きていきたいです」みたいな事は言っちゃダメですよ。
- ビルメンがコミュニケーションの無い機械相手の仕事だと思っている
- 年の離れた人と話すことに抵抗感がある
ビルメン面接の逆質問ってどんな事を言えば良いの?
面接の最後に、
「何か質問はありますか?」
と逆質問される場合も多いです。
面接が終盤まで来たからと言って気を抜いてミスしないように注意です。
一番アウトなのは「何もありません。」と答えてしまうことでしょう。
さすがに会社について興味が少しでもあれば質問の一つや二つは出てきます。
他にも
- 有給消化や福利厚生について根掘り葉掘り聞く(ちょっとなら良いですよ)
- 年収や給料についてばっかり聞く
- (楽そうな)築浅オフィスビルの割合とか行ける可能性を聞く
などの質問は控えた方が良いでしょう。
ではどんな事を聞けば良いのか?
無難なのは、
- 配属先の情報
- どんな人が働いていてどんな人を求めているのか?
- 研修や勉強会について
- 入社までにやっておいた方が良いこと
- 会社はどんな資格を取って欲しいのか
- 管理物件について
こんなところでしょう。
- 逆質問に「ありません」と答える
- 年収や福利厚生の事ばっかり聞く
ビルメンの面接に落ちた人が見直すべきこと
せっかく面接まで進んだのに落ちてしまうのは結構ショックですよね。
でも面接まで行けたということは学歴や職歴、資格などはクリアしていて、「会ってみよう」と思われる段階までは進んでいるのであと少しです。
受けた数が少ないのなら相性や他の候補者との兼ね合いもあるので、あまり気にしないで良いと思います。
ですが、ビルメンの面接で何社も連続で落ちているのなら根が深い問題があるかもしれません。
例えば、
- 見た目、身だしなみは大丈夫か
- 声が小さすぎないか
- 挙動不審になっていないか
- 会話が成立していないか
ここらへんのことは注意していますか?
ぶっちゃけビルメンの面接というのはそんなに難しいものでもないので、身だしなみに注意してあとは聞かれたことに端的に答えて会話が出来ていれば受かるものだと思います。
資格や職歴も大事ですが、やはり「一緒に働きたいか」が問われるのがビルメンです。
なんせ24時間同じビルで過ごすわけですから(笑)
面接の注意点を頭に入れたらいよいよ実戦
この記事で説明してきたビルメン面接の注意点を頭に入れたらいよいよ実戦に移りましょう!
ハローワークや転職サイトを使って面接予定をバンバン取り付けて、実際に受けていきます。
その際、練習も兼ねて気持ち多めに申し込みをしておくのがコツです。(後からキャンセルもできますから)
大事なのは1回ごとに面接を振り返ってセルフチェックをすることです。
この記事も見返しながら、受け答えに失敗していなかったか自分で振り返ってみましょう。
そうすることで段々と受け答えが洗練されてきて、本命にも受かりやすくなるはず。
最後に参考になるビルメン転職サイトを載せておきます。
この3つのサイトはビルメン転職を成功させるために主戦力となるサイトです。
「設備管理」などの単語で検索するとたくさんのビルメン求人が出てくることが分かるはず。
まずはこの3つに登録して面接を受けに行く企業を調べてみてください!
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンの面接でよく聞かれる質問とNG回答についてまとめてみました。
本質的なところとしては、
こういったことだと思います。
面接官の求める回答というのはこの記事を参考に考えてみてください。
ビルメンの仕事をよく理解するにはこのブログの他の記事を読んでみると良いと思います。
色々書きましたが、ビルメンの面接というのはそんなに厳しいものでもないので、あまり緊張せずに気楽に受けてみると良いでしょう。
人手不足な業界だしコミュ障っぽい人も多い業界なので、心配しなくても大丈夫です(笑)
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
【独立系編】設備管理会社の基礎的な仕事内容を紹介【ビルメン】
【雑談必須】ビルメンの仕事にコミュニケーション能力は必要か?