同僚のAさんが電験を取得したのに会社には言わないらしいです。何か理由があるのでしょうか?
この記事ではこんな疑問に答えていきます。
電験と言えばビルメン業界の中で最重要と言っても良いくらい重宝される資格で、「ビルメン三種の神器」の一角を担う資格です。
取得すれば給料も上がるし会社から評価もされるので、まあ普通は会社に言いますよね。
でもそれをしないような人もいるかもしれません。資格を隠すんです。それはなぜなのか?その理由を解説していきます。
ちなみに私は昔セルフガソリンスタンドでアルバイトをしていましたが、そこで整備士の資格を持っている人に会いました。
その方も整備士の資格を所持している事を会社には言ってなかったそうです。
ビルメンでも稀にこういう話を聞くので今回記事にしました。
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ビルメンが電験を取得しても隠す理由3選
電験を隠すビルメンは以下のような理由が多いように思います。
ちなみに冒頭で書いたガソリンスタンドの人も似たような理由でした(笑)
周りから求められるハードルが上がる
電験はビルメン業界では最難関クラスの資格で、持っている人はなかなか居ません。
諦めて撤退する人も多いので、どれくらい難しいかは結構認知されています。
「そんな電験に合格したのならすごく優秀な人に違いない」と周りが勝手に期待して望まないのにいつの間にかハードルが上がっているという場合があります。
「電験持ってるくらい優秀ならこれくらい分かるよね?」
「電験持ってるなら◯◯の資格も簡単に取れるよね?」
「電験持ってるなら電気の事は全部分かるんでしょ?」
ペーパー試験が得意だけど他は苦手という人もいるし、電験の試験を突破したからっていきなりバリバリ実務が出来るようになるわけがありません。
こういう未来を想像してそれが嫌な人が隠すのでしょう。
給料は上がるが割りに合わないと感じる
電験を取得して会社に申請すると確かに年収は上がります。
取得報奨金で何十万円も貰えたり、資格手当が毎月貰えたり。
そうやって給料が上がることをモチベーションに電験に挑戦する人も多いです。
でも中には給料は上がっても割に合わないと感じる人もいるようです。
ビルメン会社によっては報奨金が出ない場合もあったり、資格手当が微々たる場合もあります。
前述したように電験を持っていると期待値が上がって、人によっては息苦しさを覚えるのに、給料が微々たる額しか上がらないのなら、いっそ黙って隠しておこうと考えるのです。
責任だけが増えたり仕事を増やされる
電験を持っていることによって、仕事が増える可能性は大いにあります。
責任の大きい仕事を任されたり、仕事量が増えたり。
それが自分のやりたい仕事だったり、将来にプラスになりそうな仕事なら喜んでやる人もいるでしょう。
しかしそうではなくて、誰もやりたがらない面倒な事を、電験を持っているという事を都合のいい理由にして上手く押し付けられる可能性もあります。
そういうのが嫌で、実は電験を持っているけど「万年受験中」と言ってる人も居るんじゃないですか?(笑)
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電験の効果的な使い時とは?|メリットはこんなにある
道具にはそれ相応の効果的な使い時というものがあります。
使うべき所でベストなタイミングで使ってこそ最大限の効果を発揮するのです。
電験の効果的な使い方、つまりメリットを紹介していきます。
転職する時
「早く電験を取ってこんな会社辞めてもっと良い所に転職するんだ!」
こう思って電験の勉強をしているビルメンは多いと思います(笑)
それくらいビルメン転職市場で電験という資格は重宝されます。
電験を持っていることによって転職の交渉もある程度強気に出られますし、年収も最初からある程度高めの提示を期待できます。
まさに電験の使い所でしょう。
まあ転職先の会社でのハードルは上がるんですけど、それを納得できるくらいの待遇のところに決まったら納得して入れば良いのです。
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スキルアップしたい時
ビルメンとして電気の道を極めていきたい、もしくは電気のプロとして保安協会などを目指したい。
こう思った時は積極的に電験持ちであることをアピールして、関連した経験を積ませてもらえるように働きかけていくべきです。
隠しておく理由がありません。
無資格の人が「電気の事を教えて下さい!」と言うよりも電験を頑張って取得した人が言う方が熱意も伝わりやすいです。
会社内で意見を通したい時
ビルメンとして会社に属して仕事をしていると色々な事に巻き込まれるかもしれません。
- 給料やボーナスカット
- やばい現場に飛ばされる
- 広域転勤の対象になる
こういった時に資格も実力もないペーペーだと会社に従わざるを得ない場合も多いです。
でも会社にとって貴重な電験所持者になっている場合はある程度自分の意見も主張しやすいです。
会社からしても無資格の人よりは電験所持者の人には辞めて欲しくないでしょうから、ちょっとは話を聞いてくれるかもしれません。
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結局、電験を取っても申請しない方が良いの?
結論として、電験をせっかく取ったのなら申請するのがベターかと思います。
隠して申請しないというのは少数派です。
でもこの記事で挙げたように隠すという行為にもある程度納得できる理由があります。
それぞれのメリット・デメリットを考えて、隠さなかったらどうなるか?隠したらどうなるか?という未来を想像してから判断すれば良いのです。
隠しててもいつでも言うことは出来るし、やっぱり隠しておきたいのなら転職すれば良いのですから。
まとめ
いかがでしょうか?
ビルメンが電験を取得しても隠す理由を解説しました。
復習しておきましょう。
このような事が嫌で隠す人もいるようです。
メリットもあればデメリットもある電験という資格ですが、あなたは隠しておきますか?
隠すにしろ隠さないにしろビルメン業界では強力はカードであることは間違いないので、とりあえず目標に据えて取得を目指すというのがオススメです。
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