この記事では「ビルメン三種の神器」の資格の中の一つであるエネルギー管理士について、取得するメリットとデメリットを解説しています。
エネルギー管理士は難関資格なのでこれから目指すかどうか悩んでいる人も多いと思います。
そこで、そのような悩んでいる人たちの意思決定のヒントになるようにメリット・デメリットの面から説明しました。
エネルギー管理士に興味がある人はぜひご覧ください。
エネルギー管理士の合格率や難易度についてはエネルギー管理士の合格率は?|難易度や需要を解説するの記事の方にも書いているので参考までに。
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エネルギー管理士を取得するメリット
ここではエネルギー管理士を取得するメリットを主に3つの点から解説していきます。
【メリット1】転職に強い
エネルギー管理士は難関資格だけあって転職にも有利になることがあります。
例えばこのブログでメインに扱っている「ビルメンテナンス」の仕事でもエネルギー管理士を持っている人は重宝され、採用にプラスの影響が与えられるでしょう。
エネルギー管理士はビルメン三種の神器の一つとされ、持っている人はなかなか居ないのが現実です。
だからこそ希少価値が出て、履歴書に書くことによって書類選考通過率や面接突破率が上がるのです。
ビルメン業界以外なら、
- 環境系
- 工場系
- 化学系
などの主に工場でも重宝される資格です。
【メリット2】報奨金・資格手当がもらえる
エネルギー管理士を取得することによって、金銭的なメリットもあります。
それが報奨金と資格手当になります。
エネルギー管理士を必要とする会社では、社員がエネルギー管理士を取ると報奨金としてまとまったお金がくれるところがあります。
金額は会社によって異なりますが、例えばビルメンテナンス会社の場合、10~20万円などを一気にもらえることもあるようです。
報奨金とは別に毎月の資格手当が発生する場合もあります。
例えばエネルギー管理士を取得して会社に申請したら毎月資格手当として1万円を上乗せしますというようなイメージです。
このように報奨金・資格手当をモチベーションにしてエネルギー管理士の勉強を頑張ってみるのも一つの方法です。
知っておきたいビルメンの資格手当一覧!【相場はどれくらい?】
【メリット3】出世に繋がる
エネルギー管理士の取得を昇進や出世の条件にしている会社もあるようです。
このような資格も重視している会社では、仕事ができるだけではなく、資格も取らないといけません。
逆に言えば簡単に取れる資格じゃないからこそ、頑張って取得できれば昇進や出世がかなり近づくということです。
リクナビNEXT などの転職サイトに登録して「エネルギー管理士」と入力してみてるとどれくらい需要があるのか分かってきますよ!
また昇進や出世だけでなく、社内のあなたを見る目が変わったり、上司からも評価が上がったりなど身近なところで取得の良い影響を感じることもあるかもしれません。
エネルギー管理士を取得するデメリット
エネルギー管理士を目指す上にデメリットになること・失うものはどのようなものでしょうか?
こちらも3つのポイントから述べていきます。
【デメリット1】時間がかかる
エネルギー管理士は電験三種並に難しいと言われる資格で、合格するためには500~1000時間ほどの時間がかかると言われています。
忙しい社会人がこれだけの時間を捻出するのは結構大変だと思います。
この時間を他の事に使えば、もっとキャリアアップに繋がったり、人生が豊かになったりするかもしれません。
それだけの時間を投下しないと合格するのは厳しいということは覚えておいて損はないです。
【デメリット2】お金がかかる
まず受験料が17000円と結構な高額になっています。
それに1冊の参考書で簡単に合格できるような試験でもないので、複数買う人がほとんどだとしたら参考書だけでもかなりお金がかかります。
また、日本全国でやっているわけではないので、遠方に受験しにいく場合、交通費や宿泊費もかかるでしょう。
▼エネルギー管理士試験の開催地▼
- 北海道
- 宮城県
- 東京都
- 愛知県
- 富山県
- 大阪府
- 広島県
- 香川県
- 福岡県
- 沖縄県
【デメリット3】エネルギー管理士は難しい
やっぱり難しいので落ちる可能性も結構高いというのがデメリットの最後です。
「電験2.5種」とも言われるくらい難易度の高い問題が出題されるので、少し勉強したくらいでは運良く合格することすら厳しいでしょう。
とはいえ、難しいからこそ価値があるとも言えます。
誰でも取れる資格に意味がないのと一緒で、必死になって勉強して合格したからこそ評価されるのだと思います。
ビルメンはエネルギー管理士を取っても意味ない?
ビルメンはエネルギー管理士を取っても意味はないか?
これは正直当たっていると思います。
もちろんこれまでに言ったように転職には有利だし報奨金や資格手当はあります。
ただ、ビルメンにはオーバースペックという面もあるしエネルギー管理士が無いからといって困ることもあまり考えられません。
それよりもビルメンが最低限取るべきたった2つのおすすめ資格【コスパ良し】の記事で紹介している電工とビル管の方がよっぽど意味はある資格です。
まずは電工とビル管を目指して、無事取得できたら+αでエネルギー管理士を取ると、鬼に金棒状態となりビルメンとして頭一つ抜けるはずです。
独学でエネルギー管理士に挑戦したい方向けの参考書
過去に書いた↓の記事が参考になるので読んでみてください。
エネルギー管理士の通信講座ってどう?
エネルギー管理士はビル管以上に難関の資格なので、働きながらだと相当頑張って勉強しないと厳しいと言われています。
独学で挑戦するのも、もちろん良いと思いますが、下記に当てはまるような人は通信講座も検討した方が良いかもしれません。
- 独学で挑戦したけど落ちてしまった
- 自分一人だとなかなか勉強が続かない
- 質問できる人が周りにいない
- 充実した教材を使ってなるべく短期間で合格したい
エネルギー管理士の通信講座は色々な会社がありますが、技術系の通信教育講座ならJTEX というところがおすすめです。
この会社は技術系の資格に特化している珍しいところで、エネルギー管理士以外にも電験やビル管にも対応しています。
技術系に特化しているからこその充実した教材が魅力だと言われています。
エネルギー管理士(電気)のコースなら約36000円と高額ですが、合格したら報奨金をもらったり資格手当を貰う人も多いと思うので、検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしょうか?
エネルギー管理士のメリット・デメリットについてまとめました。
もう一度復習しておきましょう。
>>メリットについて
- 転職に強い
- 報奨金・資格手当が熱い
- 出世や昇進に繋がる
>>デメリットについて
- 時間がかかる
- お金がかかる
- 単純に難しい
以上のようになります。
何か一つでもあなたの参考になると幸いです。
では読んでいただきありがとうございました。
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