ビルメンに興味を持ってネットで調べていたら「系列系」や「独立系」なんて言葉が出てきて、「なんだこれ!?」と思った経験はありませんか?
僕も最初は全く分からなかったです。
この記事では以下の事を解説しています。
ちなみに私は現役の系列系ビルメンをやっております。
ビルメン転職の参考になるかもしれないので、ぜひ最後まで読んでみてください。
系列系ビルメンとは?
ざっくり言うと系列ビルメンとは「大手企業や大企業の子会社やグループ会社として設備管理を主に行っている会社」のことです。
系列ビルメン会社というのはだいたい名前を見たらどこが親会社か分かったりします。
どこかで聞いたことあるような名前なので求人を見ていても気になる人もいるのではないでしょうか。
大企業は多くのビルや工場、商業施設を持っているのですが、それらの建物の管理をしなくてはいけません。
小さい会社でしたら内部の「総務部」とか「施設管理部」などの部署の人が管理するのかもしれませんが、大企業となると管理専門の会社を置いてそこが管理しています。
もちろん例外はありますが系列ビルメン会社に勤めるようになると親会社やグループ会社の物件を管理することが多いのではないでしょうか。
親会社が有名なことも多いので系列ビルメンの人は自分の働いている会社を人に言うと「ああ、あの会社の子会社なんですか!」と言われることもあります。(ちょっと嬉しいです(笑))
系列系ビルメンのメリット・デメリット
ここでは系列系ビルメンのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
転職する際にはここをきちんと理解してないと、後悔する可能性があるので注意です。
メリット
系列系ビルメンのメリットは以下のようになります。
- 年収が比較的高い
- 福利厚生や年間休日が良い
- 安定している
独立系ビルメンに比べると系列系ビルメンは比較的年収が高い傾向になります。
昇給もちゃんとしているところも多く、ボーナスも会社によっては4~5ヶ月分しっかり出ます。
なのでビルメンをやりながらも、お金も欲しい人は系列系を目指すのがおすすめです。
それに福利厚生や年間休日も結構良いです。
なぜなら、福利厚生や年間休日は親会社に準じる場合が多いからです。
系列系のビルメンの親会社といえば、大企業が多いです。
そのような大企業は年間休日も120日近くあり、福利厚生も手厚いので系列系ビルメンはその恩恵を受けることができます。
さらに系列系ビルメンのメリットとして安定していると言うことがあります。
親会社から安定して仕事が回ってくるので、独立系ビルメンのように入札のたびに冷や冷やするようなことも少ないです。
デメリット
- コミュニケーション能力が必要
- 親会社に左右される
- 入社するのが難しい
独立系と違って系列系のビルメンの仕事は「折衝業務」が多いです。
人と話したり、電話したり、説明したりする仕事が多くなるので、もしコミュニケーション能力に自信が無い場合はきついかもしれません。
とは言えビルメン業界はコミュ障の人も多いので慣れたら案外大丈夫だと思いますが(笑)
あと親会社に結構左右されます。
親会社が景気が悪くなってコストカットをしたら、モロに影響を受けます。
系列系ビルメン会社の上層部は親会社からの天下りも多いので、出世なども難しいと思います。
そして系列系ビルメン会社は独立系に比べて入社が難しいです。
何年かの経験か、もしくは資格が必要な場合が多いです。
だからいきなり系列系ビルメンに正社員でなりたいと思ってもそれは難しいかもしれません。
その場合はアルバイトや契約社員でまず入ってみるとか独立系で修行するなどの方法があります。
ちなみに系列系ビルメンになるなら案件豊富なリクナビNEXT に登録して利用するのがおすすめです。
独立系ビルメンとは?
では独立ビルメンとはどのような会社だか分かりますか?
独立ビルメン会社とはその名の通り独立した単体の会社です。
親会社などはもたないで、営業して物件を獲得して建物管理をして報酬をもらうという仕事をしています。
独立系の会社は規模の小さい零細企業のようなところも多いです。
または清掃会社が清掃から派生してビルの管理もやるようになったというような会社も多々あります。
転職サイトやハローワークで独立系の設備管理会社の求人を見ても、馴染みの無い会社でどんな会社か分からない場合も多いです。
しかし独立系ビルメン会社でも規模の大きな会社も、もちろん多くあります。
大規模な独立系のビルメン会社は探せば結構ありますよ。
独立系ビルメン会社のメリット・デメリット
ここでは独立系ビルメン会社のメリットとデメリットを紹介します。
系列系との違いを意識して見てみてください。
メリット
- 仕事がゆるい
- 稀に極楽天国現場もある
- 未経験でも入社しやすい
独立系ビルメンだと現場によっては天国のような現場もあると聞きます。
午前中に小一時間巡回をして、たまに蛍光灯を交換。
基本は待機時間で資格の勉強をやり放題。
運が良ければこんな現場に当たるかもしれません。
系列系に比べてゆるい空気のところも多いようです。
実際、独立系から系列系に転職して、「系列系はピリピリして嫌だからやっぱり独立系に戻る」というような人も居ました。
もう一つのメリットは未経験でも入社しやすいということです。
文系だったり未経験だったり無資格でも、わりと簡単に入れます。
もし系列系を受けて落ちてしまった場合はひとまず独立系からスタートして経験を積むことをおすすめします。
デメリット
- 給料が安い
- 待遇が悪い会社も多い
- 安定しない
独立系ビルメン会社のデメリットは上記のようになります。
給料は本当に安いので、給料はどうでも良いから楽したい!って方向けですね。
会社によっては年間休日が少なかったり福利厚生が悪かったりするので注意が必要です。
あと現場がなくなって解散みたいなこともあると聞くので、安定しないというのも不安の種です。
系列系・独立系ビルメンの見分け方
気になる会社が系列系なのか独立系なのか調べるにはその企業のWebサイトに行ってみて、親会社があるかどうか確認してみましょう。
○○株式会社が親会社でそこの100%子会社と書いていたら系列系でしょう。
とは言えそんな面倒な事をしなくても名前を聞いたらだいたいは分かります。
聞いたことあるような名前の会社に「ファシリティーズ」とか「建物管理」とか「ビル」とかくっついていたら系列系の可能性が高いです。
最初は分かりにくいかもしれませんが、求人を見てるとだいたい見当が付くようになるものです(笑)
【結論】結局、系列系と独立系はどっちがおすすめなの?
どっちがオススメかはその人の考えや価値観によって異なります。
自分に合ってない方に行ってしまうとギャップが生まれるので下記の考え方を参考によく考えてみてください。
系列系ビルメンに向いている人とは?
- やっぱり年収は高い方が良い
- コミュニケーション能力がそこそこある
- 難しい資格にも挑戦していきたい
独立系ビルメンに向いている人とは?
- 年収は低くても良いからマッタリしたい
- 未経験だからとにかく経験を積みたい
- ゆるい雰囲気で仕事したい
まとめ
いかがでしたか?
系列ビルメンと独立ビルメンの違いについて分かっていただけたら嬉しいです。
ビルメンの求人を見る時は系列か独立かにも注目して見てみてくださいね。
それぞれ一長一短があると思いますが、皆さんが自分が行きたいと思う会社に入れるように祈ってます。
それでは良いビルメンライフを!
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